こんにちは。

毎年恒例の「緑のカーテン」。今年は一周回って「ゴーヤ」を植えています。

梅雨明けし、これから夏本番ですが、ウチのゴーヤは下の方の葉が少し枯れ始めていて、今からちゃんと機能してくれるのか心配です。

それでも、毎日実をつけてくれます。プランターなのでスーパーで売っているサイズよりも小ぶりですが…。

収穫して、それがその日の食卓に上がります。

「苦み」の性質

「苦み」の性質として、1つは「体内の余分な熱を冷まし、炎症を抑える」こと。発熱、ほてり、皮膚炎、膀胱炎、胃腸炎などの症状によく利用されます。

もう1つは「体に溜まった湿(余分な水分や汚れ)を取り除く」ことで、下痢や軟便、食中毒、ジュクジュクする皮膚トラブルなどに利用されます。

余分な「熱」と「湿」を取り除いてくれるわけです。

こうした効能は、高温多湿の日本の夏にピッタリ…。

ゴーヤの性質

もちろんゴーヤも、体の熱感やのぼせ感を冷まし、疲れをとります。

ゴーヤの独特の苦みは、唾液の分泌を促し、胃腸の働きを整えるので、胃腸の弱い人の夏バテ防止や疲労回復、食欲増進などに効果もあり、また、目の疲れや充血をとる作用があり、神経の高ぶりを鎮めます。

更にはインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる…と言われています。これは糖尿病も「寒熱」のバランスが崩れている…ということも。

ゴーヤは下茹でしたら台無し

よく、独特の苦みを抑えるために下茹でをしてから調理する場合も多いようですが、ゴーヤを茹でると、最大で70%のビタミンを失ってしまうのだとか。茹でた後に残ったビタミンCはたった30%、疲労回復を担うビタミンB群も1/3まで減るそうです。

下茹でしなくても、スライス&塩もみ10分で苦みを減らせるそうですが、その後の洗い過ぎにも注意が必要です。

ゴーヤの料理で「ゴーヤチャンプルー」が有名です。「ゴーヤチャンプルー」など油で炒める調理なら、β-カロテンや、脂溶性のビタミンKの吸収率も上げることができます。加熱するなら「茹でる」よりも「炒める」がマストです。

「旬」のものをいただきましょう

食べ物の「旬」には2つの意味があります。「旬」の季節になると栄養分が増え、一番美味しくなるから。もう1つは「旬」の季節に合わせて摂ると健康に良いからです。ゴーヤは「寒」という性質は体を冷やすと警戒されることもありますが、夏の間は無理せず辛い症状を和らげることが大切です。