こんにちは。

「合わせ柿」を沢山いただきました。

柿の季節ですね…。

「柿が色づくと医者が青くなる」という諺がありますが、柿は「ビタミンC」が豊富で、万病のもとと言われるカゼを予防するからです。

1個あたりに含まれる「ビタミンC」の含有量は、温州ミカンの3~4個分に相当するうえ、「カロテン」も多く、これらの相乗効果でウイルスや細菌に対する抵抗力を高め、粘膜を強化するので、カゼ予防のほか、肌荒れ防止にも効果があります。

柿の渋みのもとである「シブオール」というタンニン成分と、「アルコールデヒドロゲナーゼ」という酵素があり、これらがアルコールを分解する働きをします。

中医学では、柿が「肺」を潤して咳や痰を止め、炎症を抑えることから、肺結核の咳や喀血の補助療法に用いられることも…。

そして、柿のヘタにも薬効が…。

柿のヘタは「しゃっくりの特効薬」で、「柿蔕(してい)」と言い、胃の気を降ろし、横隔膜のけいれんを鎮めてしゃっくりを止める効果があります。

柿のヘタ茶

(材料)柿のヘタ…5~6個、水…約300ml

1.鍋に柿のヘタの乾燥したもの(柿蔕)と水を入れ、弱火で30分煮る。
2.煎じたら、すぐにカスを取り除く。出来上がった液が1日分。これを1日3~4回に分けて、しゃっくりが止まるまで服用する。

柿のヘタは「しゃっくりの特効薬」…いつかのために、捨てずに保管しておくといいかもしれませんね。

なお、食後にしゃっくりが出やすいという人は、胃の消化を助けるため、ゆっくりとよく噛んで食べる習慣をつけることも大切です。