こんにちは。
ボクたちが食べている油には、DHA・EPAなどの魚の脂や植物油の「不飽和脂肪酸」と、ラードなどの動物の脂の「飽和脂肪酸」の2種類に大別されます。
「不飽和脂肪酸は体に良く、飽和脂肪酸は体に悪い」と簡単に片づけることが出来ればいいのですが、そう単純な話ではないようです。
不飽和脂肪酸の中でも、モノ不飽和脂肪酸(アボカドやオリーブオイル、アーモンドなど)やオメガ3脂肪酸(亜麻仁油、エゴマ油、青魚の脂など)は非常に健康に良いことが知られています。
一方で、オメガ6脂肪酸(トウモロコシや大豆、綿実油など)を大量に摂取すると、細胞の炎症が引き起こされます。そして、オメガ6脂肪酸は、多くの慢性病の主要因と考えられています。
飽和脂肪酸が少ないタイプの油を使っていることを盛んに宣伝するお店。こうした所で使われている油は、残念ながら、オメガ6脂肪酸が多く含まれているようです。
一方、「ココナッツやココア(甘味料の入っていない純ココアの粉末、ココア含有量が80%以上のチョコレートなど)に含まれる飽和脂肪酸には、心臓を健康に保つ多くのメリットがある」のだそうです。
油脂の「飽和」か「不飽和」だけで、健康に良いか見分けるのは難しいみたいです。
「不飽和脂肪酸」の中にもオメガ3やオメガ6があり、体に良いオメガ3の油を積極的に摂りたいものです。