こんにちは。

先日、「リードヘルスケア」さんの「健康フェア」が北九州の小倉でありました。

新商品や季節の提案商品などが紹介されているのですが、その中で目立ったのが「シールド乳酸菌」関連の商品…。

「シールド乳酸菌」…というのは、乳酸菌の免疫力を高める働きに着目して、森永乳業が持つ数千の菌株から選び抜かれた特別な乳酸菌だそうです。

シールド(盾)🛡のように外敵から人の体を守る働きを持つことから名付けられた乳酸菌で、腸の壁の内側にいる免疫細胞に刺激を与えて、免疫細胞を活性化する働きを持っているんだとか…。

この森永乳業の「シールド乳酸菌」を使って、各メーカーが商品を開発していて、それを大々的にアピールをしていました。

「シールド乳酸菌」を摂取することで、「インフルエンザ感染の予防」や「アレルギー症状の軽減」が期待できる…ということですが、ボクは中医学での「衛気(えき)」の働きと重なると思いました。

「衛気」とは、血管外をくまなく流れる気のことで、体表(皮膚・粘膜)の部分を巡回しながら守っている生体エネルギーのこと。人体の第一次防衛ラインに相当します。

この「衛気」の不足により、この人体の第一防衛ラインを突破されると、アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー疾患を引き起こしたり、カゼ・インフルエンザに罹り易くなることから、これらの疾患の予防の要となります。

感染症の90%以上が粘膜からの侵入…と言われています。つまり、漢方薬であれ乳酸菌であれ、腸管免疫を活性化させる、粘膜バリアを強化させる…ということは病気の予防につながるわけです。

最近の健康食品で注目されているのが「活性酸素を除去するもの」と「腸内免疫を高めるもの」と大きくこの2つのようですが、結局は健康で長生きするために「活性酸素」と「腸管免疫」は大事なポイントということです。

この考え方…というのは、結局、中医学の考え方そのものであると思います。以前から中医学で言われていたことが、今の時代に注目されてきている…そんな気がします。