こんにちは。

毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。

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2017年9月の記事になります。


「子宮力」「卵巣力」「妊娠力」アップ
妊娠力を高めるために男性不妊について考えてみます

現代社会では、男性不妊症は増加する一方で、その原因は環境汚染・過剰なストレス・偏食・過度な飲酒・喫煙・睡眠不足・過労などと言われています。成人男性の精子数は、50年前に比べて、およそ半減しているとも言われていますし、WHO(世界保健機関)の発表では、精子の運動率が20年前に比べ50%~80%にまで落ちているという報告があります。

このような現状の中、それぞれの症状について考えてみます。

①乏精子(精子数2000万以下)、精液減少症(1.5㍉㍑以下)
先天的に腎の精力が弱い上に、過剰なストレスや過労などの原因で発症します。
● 治療法として…補腎益精活血法があります。

②精子無力症(有効精子50%以下)
冷えが大きく、エネルギー不足でストレスに弱く、気の滞りによる可能性があります。
● 治療法として…温陽補腎活血法があります。

③奇形精子症(奇形率96%以上)、膿精液症
過度な飲食・環境汚染が原因の可能性があります。
● 治療法として…清熱解毒・利湿活血の補腎があります。

④精索静脈瘤(軽度)
過度なストレス、睡眠不足などが原因で起こる可能性があります。
● 治療法として…活血化瘀・益気補腎があります。

⑤免疫性不妊(男性側が精子不動化抗体陽性・自己免疫疾患)、不育症(習慣性流産)
環境汚染・過度なストレス・過労が原因の可能性があります。
● 治療法として…免疫調整・補腎活血法があります。

男性側の遺伝子は、受精卵滋養細胞の増殖や胎盤の血行に対して影響が大きく、これからも自覚症状が無くても、男性側の補腎力を高めるための治療も大切です。


その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。

それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ