こんにちは。

毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。

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2017年3月の記事になります。


「子宮力」「卵巣力」「妊娠力」アップ
-妊娠力を低下させる「不眠症」について考えます-

「不眠症」にもいろいろなタイプがありますが、特に妊娠を希望しておられる若い女性に多く見られるのが気血不足タイプの「不眠症」です。

症状としては、寝ても寝ても、寝足りない。途中目が覚めたり、夢をよく見る。朝から体が重だるいなど、睡眠の質が良くないと考えられます。体質的に、低血圧で血流が悪く貧血ぎみ、エルネギー不足で疲れやすく、胃腸虚弱で食が細い。「気」「血」が充実していない為に、安眠に必要なホルモンを作りだせません。安眠でなければ、卵胞期における成熟卵胞への発育が低下してしまい、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量も少なくなります。エストロゲン分泌が少なければ活性酸素が発生しやすく、卵胞の老化、子宮内膜の老化を早めてしまいます。視床下部の体温調節中枢での熱を作りだす力も低下し、低体温になってしまうのです。

先日、遠方から子宝相談に毎月通われていたAさんより、無事、女の子を出産し、母子共に元気にしていますと報告をいただきました。このAさんも、大変な不眠症に悩まされていました。寝られないので、ついつい夜中までネットにはまり、朝方になってやっと寝付ける程で、当然朝は起きられず、昼まで寝ている状態でした。こんな状態ですので、気血不足、体内時計が狂っていますから体調も悪く青白い顔色で、起きた直後に鼻水・くしゃみを連発する自律神経異常による慢性鼻炎にも悩まされていました。まず、気血を充実させ、質の良い深い睡眠が取れるように漢方を服用して頂きました。体内時計も安定し、生理周期も安定し、基礎体温(BBT)もきれいに整っていきました。この時期に、新居に住むことになり環境も変わり、精神的にもストレスを上手に処理することが出来、心穏やかになった時に、妊娠となり無事元気な女の子を出産することとなりました。

基本的な安定した生活習慣が脳内環境を整え、生理周期を安定させ、「妊娠」「安胎」「出産」へと導いていきます。日々の生活を規則正しく大切にしましょう。


その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。

それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ