こんにちは。
まだまだ暑い日が続いて、「暑いですね」があいさつ代わりになっているのではないでしょうか?山口市も連続して猛暑日が続くなど、とにかく今までにない暑さです。ウチの薬局の「緑のカーテン」も日中は暑くてグッタリしているようです。
暑くて日差しの強い日が続くこの時期は、皮膚のトラブルが増えてきます。
過剰な紫外線浴は健康な皮膚にとっても毒ですが、アトピー性皮膚炎など、皮膚のバリア機能の弱っている方にとっては猛毒にもなりかねます。
特に、熱を持ったいわゆる「赤い皮膚病」は、中医学では「血熱(けつねつ)」と考えます。アトピー性皮膚炎、皮膚病、婦人病、イライラ、のぼせ、便秘、腸内のトラブルなどを引き起こすんです。
「血熱」とは体の中に悪い熱がこもっている状態で、他にも「食生活の乱れ」「ストレス」「生活習慣の乱れ」「ウイルスやバイ菌などの侵入」などが原因となり起こります。そして、これらの原因が組み合わさることで「血熱」につながるんです。
また、血熱の症状には「出血傾向がある(鼻血、血尿、血便、血痰など)」「女性の場合、生理が通常よりも早く来て、出血量が多く、色が鮮やか」「赤い発疹がある」「発熱(微熱も含む)」などがあります。
このような「血熱」には「清熱涼血(せいねつりょうけつ)」と言って、血の興奮を冷ますことが必要なんです。
そういう時は「清熱涼血薬」という漢方薬の出番!その中でも「清営顆粒(せいえいかりゅう)」は、血熱をとる働きが強いんです。
血熱を冷まし潤いを与える「生地黄(ジオウ)」、血熱を冷まし血流を改善する「牡丹皮(ボタンピ)」「赤芍薬(シャクヤク)」、炎症を抑える「黄芩(オウゴン)」、血熱を冷まし炎症を抑える「山梔子(サンシシ)」、便通をつけ炎症を抑える「生大黄(ダイオウ)」の生薬からなります。六つの生薬すべてに強力な抗炎症、抗アレルギー効果があるんです。
また、多くは便秘を伴ったケースがほとんど。「清営顆粒」には生大黄が入っているので便通を良くし便から熱を出す効果も期待できます。