こんにちは。

130810_5

この前、熊本で馬刺しを食べました。馬肉は赤身部分が空気に触れると桜色となることや、馬肉の切り身がサクラの花びらを想像させることから、サクラ(桜)やサクラ肉(桜肉)と言われます。

馬肉は、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高たんぱく質。女性にとってうれしいお肉です。そして、馬肉には吸収されやすい鉄分が多いので、貧血の改善にも…。

中医学では、「除熱下気=体にこもった余分な熱を収め、気のめぐりを回復する」「養筋骨・強腰脊=人体の筋肉や骨を補強して、腰と脊を丈夫にする」などがあると言われます。

現代の研究では、「結核の抑制作用」などがあるようです。

栄養素としては、「ミオグロビン」「鉄分」「グリコーゲン」です。

「ミオグロビン」は、筋肉中に豊富なタンパク質で、筋肉の収縮に直接は関与しませんがエネルギーの供給に重要なんです。

「鉄分」は、馬肉は肉類の中でトップクラスの鉄分の含有量を誇っています。

「グリコーゲン」は、肝臓の代謝に欠かせないきわめて重要な成分です。肝臓の解毒作用を高めてくれます。グリコーゲンが多いため、馬肉は甘く感じられるんです。

また、馬肉は食べるだけではないようなんです。

日本では昔から、運動後の筋肉痛に鎮痛消炎効果があるとして、生馬肉を患部に貼りつける…という使い方があります。1936年、日本プロ野球巨人の藤本定義監督は、登板が続いて肩を痛めたエース沢村栄治に馬肉を肩にあてさせた言われています。

熊本に行かれた際は、是非食べてみてください。