こんにちは。
水虫は足にできる白癬菌で、キノコ、カビなどの真菌の一種です。
日本で水虫に悩む人は1千万以上…とも言われていて、老若男女問わず、多くの人が悩む皮膚病のひとつです。
症状には、足の指の間の皮がむけたり、白くふやけたりするタイプと、つちふまずなどに水泡ができたり、足の皮が厚くなってカサカサするタイプとが見られます。
また、足ばかりでなく体の部分にも移り、ぜにたむし(体部)、いんきんたむし(股部)、しらくも(頭部)などがそれで、さらに治療が難しくなります。
水虫の治療でよく言われるのが「薬を塗っていると治ったように見えて、薬を止めた途端にまた出る…」といったことです。
なぜでしょうか?それは水虫が感染する部分と関係があります。
水虫は皮膚の最上層の角質層に感染し、角質層のケラチンというタンパク質を栄養にしています。
角質層はボクたちの体を保護する作用を持っているので、塗り薬はなかなか中に入りにくい…というわけです。
そのため、症状が良くなったからといっても水虫菌は死滅したとは限らないので、治療を中止すると菌がたちまち息を吹き返し、また症状があらわれる…ということになります。
その中でも、足は一番角質層の厚い部分ですから、多くの人が足の水虫に悩むのもうなずけます。
水虫治療の心がけ5ヶ条
その1:水虫のことを理解し、根気よく治療すること
その2:最低でも3ヶ月を目安として治療を続けること
その3:症状があらわれていない部分にも水虫菌が広がっているときもあるので、広範囲に薬を
その4:住まいを清潔に保つこと
その5:家族に水虫の人がいたら、一緒に治療しましょう