こんにちは。
毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。
2016年6月の記事になります。
「子宮力」「卵巣力」「妊娠力」アップ
-なかなか妊娠できないのは何故?-
妊娠できないいくつかの理由の1つにPCOS(多嚢胞性卵巣症候郡)の可能性があげられます。
最近は、若い10代の方々にも増えてきているようです。食生活、生活習慣が原因の一因であるとも言われています。体のエネルギー不足で、胃弱、ストレスからくる摂食障害、また無理なダイエットによる栄養失調などがあげられます。
それによって、脳下垂体からのホルモン分泌の異常を起こし、安定した生理周期のためのホルモンに乱れが生じます。
◎ 生理周期としては
脳下垂体からの異常ホルモンの分泌により、主席卵胞から成熟卵胞へとスムーズに成長することが阻止されて、成熟卵胞ができなくなり、排卵障害となってしまいます。
それにより、中途半端に増殖した、子宮内膜を排出できません。
無月経で毒が溜まったまま、免疫機能異常を起こして〝子宮体ガン〟のリスクが高くなる可能性があります。
◎ 全体症状としては
疲れやすく、倦怠感が強く胃弱で食欲がなく、気持ちも体も落ち込んで、一日中横になってしまう重症の方もいらっしゃいます。
当店に、PCOSの症状で悩んでいる方が多く相談に来られます。
同じPCOSと言っても、程度の差はかなり大きく、早い方は2〜3ヶ月で自然妊娠、一方で時間がかかる方もいらっしゃいます。
今回相談に来られたAさんは、1年に2回しか生理が来ず、本人も不安を感じていました。
じっくり漢方を取り入れ、体質改善へと真剣に取り組んで下さいました。その結果、成熟卵胞まで成長できるようになりました。そして自然排卵によって高温期が維持できるようになり、通常の生理周期となりました。
その後妊娠、そして元気なお子さんを無事出産。今は育児に専念しています。
PCOSという、大変な病名がついたとしても、最大の原因である、体のエネルギー不足をしっかり充実させることで、妊娠の可能性があがります。じっくり、自分と向き合いながら自力で自然排卵を目指して、妊娠力を高めましょう。
その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。
それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ