こんにちは。
お茶は食養生の大事な部分の1つ…。
お酒が「百薬の長」なら、お茶は「万病の薬」と言われています。
そんな、お茶の主なはたらきは「消食(しょうしょく)」と「清熱(せいねつ)」です。
「消食」とは、消化しにくいものや脂っこいものを食べたあと、お茶を飲むことでうまく消化ができるように助けるはたらきで、「清熱」とは、熱をとるはたらきのこと。体に熱がこもるとイライラしやすく落ち着きがなくなります…。
さらに、体の余分な水分を取り除く「利水(りすい)」作用、目が覚め頭をスッキリさせる「清心(せいしん)」作用もあります。
お茶は種類が豊富で、大きくは加工工程による分類で「無発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」と分けられます。
発酵していない「緑茶」のはたらきは「清熱」で、熱もあり、のどの渇きもある暑気を払うため、暑いときや夏におススメです。
発酵させた「紅茶」は「清心」作用があり、体が疲れたとき、眠いとき、頭をスッキリさせたいときに、思考力を高めて一時的に興奮させるといったはたらきがあります。「紅茶」は温性が強いので、冷えたときや寒い冬にはおススメです。「紅茶」は18世紀の始め、イギリスが中国からお茶を買い始めたとき、偶然に発酵してできた比較的新しいお茶のようです。
その間の半発酵の「烏龍茶」のはたらきは「消食」で、脂っこいものを食べた後におススメです。よくテレビコマーシャルでも宣伝しています…。
ボクが中国研修へ行かせていただいた雲南省。その特産の「普洱茶(ぷーあるちゃ)」や「金花黒茶(きんかこくちゃ)」も同じ「消食」作用がありますが、脂をとる…という意味では、「烏龍茶」よりも強いようです。
お茶にもそれぞれ特徴がありますので、上手に利用することで健康をサポートしてくれると思います。