こんにちは。
漢方薬というと、長期間のまないと効かない…という印象をお持ちではないでしょうか。
体全体の機能を高めるように働く漢方薬は、服用しても症状や体がすぐに変化しないため、効果を自覚するのに時間がかかると思われがちです。
しかし、カゼなどの急性の病気や単純な原因で病気になってからの期間が短い場合などは、漢方薬の効果をすぐに実感することができます。
たとえば、カゼを引き、のどが痛いときは「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」がオススメ。少し苦いですが、トローチのように舐めて服用するとのどの痛みは早く治まります。
■効能・効果
かぜによるのどの痛み、口(のど)の渇き、せき、頭痛
■用法・用量
成人(15歳以上) 1回6錠
15歳未満7歳以上 1回3錠
1日2~3回服用
のどが痛い場合、1回6錠を服用するよりも、2錠ずつをトローチ代わりに舐めて、薬をのどに行き渡らせることをおススメしています。口の中で唾液で溶かしながら少しずつ飲み込んでいくのもいいと思います。
ボクも、久しぶりにのどの痛みが出たときがあり、その方法を試しました。
違和感はあったけれど痛くないので放っておいたら、夜になりドンドン痛みがひどくなってきたので、いよいよやらないと大変な状態になったからです。
やっているうちに、のどがスッキリするのが分かりました。「天津感冒片」は、ボクにとっては我慢できるくらいの苦さで、のどがラクになるので集中的に5回くらい試しました。すると、朝起きるとのどの痛みはかなり治まっていました…。
ウイルスは、呼吸器を介して体内に侵入します。わずか1個のウイルスは、約8時間後には100個、さらに8時間(感染から16時間後)には1万個、更に8時間を経過(感染から24時間後)すると、ウイルスは実に100万個にまで増殖すると言われています…。そのため、早めの対応が肝腎です。
「天津感冒片」には、金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)などの生薬が含まれていますが、これらは優れた抗ウイルス作用があるとされています。
一般的に漢方薬の成分は複雑で、その配合法も千差万別なので、ウイルスや菌の耐性ができにくく、それが漢方薬の利点かもしれません。
今回、早かったのかどうかわかりませんが、何とか水際で食い止めたようです。
のどが痛い風邪には「天津感冒片」を是非、お試しください。