こんにちは。

ずいぶん前ですが、アトピーの漢方治療で有名な先生による、「痒みがなければアトピーは辛くない…」というお話がありました。

掻く…という行為が、どういうことなのか…。必要のない機能はすたれていきますが、必要だから「痒み」が今でもある…ということです。

「そこに何かあるから掻いて取って!」という体からの警報だ…ということ。ボクもその通りだと感じています。イヌでもネコでも、何も知らない赤ちゃんでも掻きます…。

よく、「痒み」は火災報知器に例えられます。「うるさいから…」と消しても、また鳴り出しますが、それはそこに「火事」があるからです。

つまり、「痒み」という警報だけを止めてもダメだ…ということです。「掻いて取る」ということで考えると、そこに体にとって不要なもの、異物がある…ということをあらわしています。

では、「何故そこにあるのか…」。それは、「体の力が弱いために入ったものを追い出せない…」ときには「不要なものが体の中で生まれたり…」ということです。

つまり、「体の中に異物を入れない」「体から異物を除去する」「異物を入れない、つくらない、排出できる体作り」…という逆をすることが対策となります。

それはどんな病気にも言えますが、起こらないようにするには、「アトピーが起こらないような体にすること」と「養生」…ということだそうです。

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出ている症状はほんの「氷山の一角」。何でその状態になったのか…。

「異物が蓄積しているから」で、「体がどこか弱いからかもしれない」し、「養生が悪いのかもしれない」…。この辺りを良くしないと、土台が崩れると、氷山の上の部分は顕在化(けんざいか)していく…ということを、先生はアトピーで来られたお客様にお話されているそうです。

つまり「痒みが辛い」ということで、「痒み」だけに目を向けるのではなく、その原因となるものに目を向ける必要がある…ということを再認識することができました。、