こんにちは。
この2~3日で一気に気温が上がり、35℃を超えてた「猛暑日」の地域も、全国的に多かったようです。そして昨日に引き続き、今日も暑いです。
本当に朝の掃除だけで、顔から汗が噴き出すような状態なので、さすがにウチの薬局も、クーラーを入れないとやってられないです…。
店頭の「緑のカーテン」も、プランターの土も乾きグッタリしてきました。夏バテのような、元気のない状態です。
こう暑い日が続くと、熱中症にかかる方が多いだけでなく、狭心症や心筋梗塞などの心臓発作は、こういった暑い時期に多く起こります。お年寄りや日頃から心臓に不安を抱える人には注意が必要な季節です。
確かに水分補給は大切ですが、冷たい飲み物の取り過ぎは胃腸を冷やし、胃液を薄めて胃腸のはたらきを落としてしまいますので、注意も必要です。
旬のもの…夏野菜などは、体の熱を取ってくれるので、果物や野菜などで涼をとるのがいいと思います。
また、「夏を元気に乗り切る」「暑さに耐えられる体を作る」漢方としておススメなのが「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」です。
中国名を「生脈散(しょうみゃくさん)」と言い、「脈を生む」という力に優れていることから来ています。体が消耗したエネルギーと体の水分を補い、心臓を守るのにとても優れています。
「生脈散」は強心作用によって冠状動脈の血流量を増やし、血液粘度を下げ、血液レオロジー(血液の流動性)を改善する…ということが分かっています。
それと重要なのが、「生脈散」は生体の適応能力を高め、耐高温効果を高めることができる…という点です。
「生脈散」の動物実験で、46℃±1℃の恒温箱にマウスを入れて観察したところ、「生脈散」を投与しなかったマウス群では8割以上が死亡しまったのに対し、「生脈散」を投与したマウス群の死亡率は1割以下で、両組には顕著な違いが見られました。このことから、「生脈散」の高温に耐えられるようになる耐高温効果が検証されています。
つまり「生脈散」を製剤化した「麦味参顆粒」は、暑さに耐える体作り、暑さに勝てる体作りを応援できる漢方薬だと思います。