こんにちは。

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先日、「牛蒡子」がウチの薬局にあるか、問い合わせの電話がありました。

「牛蒡子」は「ごぼうの種」の事。その煎じたエキスは乳管を広げる効果があると言われ、詰まりを取ったり、母乳の出を良くしてくれるということで、母乳が詰まって乳腺炎になってしまったお母さんも、乳腺炎を予防したいというお母さんも、母乳が出ないと悩んでいるお母さんにもお勧めできる効果的な漢方薬です。

乳管作用以外にも消炎・解熱作用などがあります。

牛蒡子の煎じ方は、25g(大さじ3杯)の牛蒡子を小鍋に入れ、600CC(コップ3杯)の水を加えます。中火でじっくりと煎じて、水量が半分の300CCになるまで30分程煮詰めます。 茶こしで牛蒡子を取り除き、煎じた汁を1日2~3回に分けて飲みます。煎じる場合は、なるべく土瓶を使われるのがベストです。

煎じた汁はビンなどに入れて、冷蔵庫で保管して、その日のうちに飲みきるようにして下さい。飲む時は、なるべく常温か温めた方がいいです。

飲む期間は症状がなくなるまでですが、たいだい2週間~1ヶ月ほどで効果を実感できるんではないかと思います。

実は牛蒡子を煎じた汁はとても苦いです。その場合、何回かに分けて飲んだり、ハチミツなどで味を整えたり、色々な工夫が必要です。その中でも結構使えるのが、アクエリアスに混ぜる飲み方です。アクエリアスだと不思議と苦さが和らぎます。

また、乳腺炎は繰り返しやすいので、再発防止の為にこの「牛蒡子を煎じた汁」を飲まれるお母さんも多いです。