こんにちは。
日本は世界有数の長寿国…。長寿になれば、健康に対する悩みも少なくありません…。
老人性皮膚掻痒症や老人性皮膚乾皮症など、皮膚の乾燥による痒みもその1つかもしれません。ドライスキンがベースとなって、色々な皮膚症状を発症をしていることが多いようです。
アトピー性ドライスキンは皮膚のバリア機能が極めて低下し、敏感になっています。ささいな刺激により皮膚の炎症を引き起こします。若い人の乾燥肌も、バリア機能の低下が認められます。
一方でお年寄りの乾燥肌は、角質層が厚くなることが多いようです。若い人と比べるとバリア機能は強いけれど、角質層が厚い分水分が表面に届きにくい…という面があります。加えて皮脂の分泌力の低下も加わって、皮膚の表面は乾燥が強くなって粉を吹き、痒みが発生…掻き壊しなどにより炎症を起こしやすくなります。
中医学では、内服により乾燥肌の質を改善することが重要視されている以外に、外用(スキンケア)も必要性が高いと考えます。また、外用を加える方が効果の実感が早いように思います。
トラブルが発生しやすい乾燥肌に対して、「乾燥やザラザラのタイプ」と「赤みやブツブツのタイプ」に大きく分けられると思います。なので、潤すだけではなく熱を取る「清熱(せいねつ)」も重要…ということです。
つまり、高い保湿力がありながら、一定の「清熱作用」があるものが外用には必要です。
よく化粧品に生薬の効果をうたっている商品は多くあると思います。でも、ただ「入っている…」というもので、中医学の配合理論からかけ離れているのも少なくありません。
ウチの薬局では、中医学の理論を基づいて作られた「瑞花露(すいかろ)シリーズ」をおススメしています。「瑞花露シリーズ」には、保湿作用があり消炎作用を併せもつスキンケアシリーズです。
皮膚の構造成分に近く、皮膚への親和性も高いのも特徴で、敏感肌や乾燥肌、アトピー性皮膚炎のスキンケアに対応ができると思います。
ステロイド外用剤を使う場合でも、スキンケアを行うことにより、効果も上がることが分かっています。