こんにちは。

今日、東京から中医師の劉伶(りゅうれい)先生を招いて、「ミニ講演会+薬膳料理の食事会」があり、お昼の1時から無料で行っています。

朝から雷を伴う土砂降りでしたが、無事に開催することができました。

140707_1

「ミニ講演会」では、劉伶先生が中国の武漢(ぶかん)で研修されたお話を、写真を交えてしていただきました。「当帰(とうき)」や「三島柴胡(みしまさいこ)」などの生薬の故郷に行かれ、空気がキレイなところで作られながら、しっかりと品質管理をされている様子をお話しいただきました。

また、「山東中医医院」での研修内容や、実際どんな治療をされているのか…のお話も。「山東中医医院」は、中国で唯一「中西医結合:中医学と西洋医学の両方で治療」する大病院なんだそうです。そこでは、1人の医師が200人近くの患者さんを1日で診るんだそうです。

印象に残っているのは、もうすぐ排卵する…というときに、卵胞を軽く叩いて刺激すると、排卵促進になる…というお話。実際に「山東中医医院」では、患者さんにそんなアドバイスもしているそうです。

また、今中国でも第1子が病気、亡くなったりするといったことから、第2子を許されている…ということがあるそうで、このことも不妊治療が中国で増えていることの背景にあるようです。

今回の先生のお話は、研修したてのホヤホヤの内容で、中国の現状…といった内容でした。

後半は「薬膳料理の食事会」。今回、皆様といただいた「油揚げの巾着煮」のレシピをご紹介します。

140707_4

「油揚げの巾着煮」  2人前

- 材料 -
油揚げ2枚、シイタケ2個、ニンジン1/3本、春雨1束、鶏肉(もも)50g、ピーマン1個、ネギ、生姜少々、 片栗粉、しょう油、みりん、料理酒、塩、鶏ガラ1羽分(或いは鶏ガラ粉スープ)、サラダ油。

- 作り方 -
①野菜を1㎝のサイコロサイズに切り、春雨は湯通しします。

②シイタケ、ニンジン(先にゆでる)、ピーマン、鶏肉を1㎝のサイコロ切り、ネギ、生姜はみじん切り、春雨を10㎝の長さに切ります。

③鍋を加熱してからサラダ油を大さじ2杯入れ、鶏肉を炒めます。その後、ネギ、生姜のみじん切りを一緒に炒め、酒大さじ1、しょう油大さじ1、みりん大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ半分を入れた後、野菜を入れてさらに炒めます。野菜がしんなりした後に、春雨を一緒に混ぜ、片栗粉でとろみを付けます。

140707_2

④油揚げを半分に切って、袋の形にし、③を油揚げに入れて爪楊枝で口を止めます。ここは皆様に協力していただき、つめる作業をお願いしました。

140707_3

⑤お湯150ccに鶏ガラ粉スープの素小さじ半分、料理酒大さじ半分、みりん大さじ半分、しょう油大さじ1、塩少々で味を調えて、鍋に入れて、包んだ油揚げを鍋に並べて3分から5分くらいスープがほとんど油揚げに絡むまで煮付けます。

⑥野菜炒めがいっぱい入った油揚げの巾着は、そのままご飯代わりに食べるとダイエットの逸品となり、ご飯と一緒に食べても美味しいです。もちろんお酒のおつまみになります。

- 効能効果 -
豆腐は植物性タンパク質が豊富で、野菜炒めを包んで、栄養バランスがよく、低カロリーな料理です。

140707_5

今回は、「茉結ちゃん」も一緒に参加。泣くこともなく、お利口にしてくれていました。

ちなみに劉伶先生にも、この6月にお孫さんが誕生されたそうです。女の子だそうで、ウチの「茉結ちゃん」と同級生になります。