こんにちは。
現在、日本国内で定期接種(国が推奨し、定められた対象者が期間内で受ける場合は無料で受けられる予防接種。義務や強制ではない。)は7種類。任意接種(ワクチンとして国が許可しているが、特別推奨はしていない。打ちたい場合は自費。)は6種類あります。
今回、母里啓子(もり・ひろこ)医師の「子どもと親のためのワクチン読本」(双葉社)をご紹介します。
母里医師は、国の保健機関である国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)で疫学感染症室長を務めた、公衆衛生のエキスパートです。日本の予防接種の歴史を、半世紀に渡り現場で見てきた方です。
この本の中で、各ワクチンの概要とその信憑性を説明されています。
BCG(結核ワクチン):定期接種
接種期間を過ぎてしまったら、打たなくても大丈夫なワクチン。
四種混合ワクチン:定期接種
4種類(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)もの不活化ワクチンが混ざっていますが、本当に必要なのは破傷風のワクチンくらい。
MR(はしか・風疹)ワクチン:定期接種
はしか(麻疹)も風疹も、自然感染で免疫抗体を作りたくても、ウイルス自体が少なくてきています。
日本脳炎:定期接種
発症する人はほとんどいないそうで、副作用も多く、打たない方がいいワクチンだそうです。
ヒブ:定期接種
どこにでもいる常在菌で、ワクチンで防ぐものではないそうです。
肺炎球菌:定期接種
接種後の乳幼児の死亡例が相次いでいて、打たない方がいいワクチンだそうです。
インフルエンザ:任意接種
感染症を防げないワクチンで、打つ必要はないそうです。
おたふくかぜ:任意接種
思春期を過ぎると重症になることもあるそうです。
水ぼうそう:任意接種
ワクチンを打ってもかかることがあるので、断然小さいときにかかった方がいいそうです。
ロタウイルス:任意接種
小まめにケアできれば危険な病気ではないそうです。しかもワクチンを打ってもかかることが多いようです。
B型肝炎:任意接種
赤ちゃんの家族がキャリアでなければ、打つ必要のないワクチン。
A型肝炎:任意接種
A型肝炎ウイルスは、幼児にとって感染しても軽くすんでしまう病気です。
子宮頸がん:定期接種
副作用報告が多く、効果は全く不明で、打ってはいけないワクチンだそうです。
母里医師が本当に必要な予防接種は「はしか」と「破傷風」「風疹」だと述べていらっしゃいます。ワクチンは、体にいいものではなく、不自然な形で病気の種を入れるので(注射)、必要最低限にすべきもの…とあります。
特に乳幼児のお子様がいるお母さんは、一読されるといいかもしれません。