こんにちは。

便秘になりやすい人には、「ストレスをためやすい人」「腹筋が弱い人」「ダイエットをしている人」「汗をかいても水分をとらない人」などがいます。

ストレスをためやすい人は、ストレスによって自律神経のバランスが崩れて、便秘の種類に関わらず、便秘の原因となります。

腹筋の弱い人は、腸壁の筋力も弱いので、腸の蠕動(ぜんどう)運動が不十分なため、便秘になりがちに…。また、排便時には腹圧がかかりにくく、便をし出す力も弱いので、便秘を助長することにもなります。

ダイエットをしている人は、偏食になったり、食べる量が少なかったり…食物繊維や水分が不足がちです。便の量が減るだけでなく、便が硬くなり、便の動きも悪くなるんです。

また、汗をかいても水分をとらない人も、便が水分不足に。便が硬くなって腸内を移動しにくくなり、余計に水分が取られてしまい、さらに便が硬くなる…という悪循環に。小腸で分解・吸収された後の食べ物の残りカスは、大腸を移動する間に、液状から固形化しますので…。

「食物繊維と水分をしっかり摂りましょう…」と言われますよね。人は1日約100gの便をつくるそうですが、その中の約8割が水分、約2割が食物繊維なんだそうです。

食物繊維には水溶性と不溶性とあります。水溶性の食物繊維は便の水分を保ち、不溶性の食物繊維は便のカサを増やすはたらきがあるので、両方をバランス良く摂ることが大切です。水溶性を多く含むものは、果物、ニンジン、海藻、コンニャクなどがあり、不溶性を多く含むものは、根菜類、イモ類、豆類、玄米などです。

そして、食物繊維のだけでなく、便をやわらかくするためには、十分な水分補給…そして適度な油です。

水分は1日約2Lが目安ですが、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含んだ飲みものは、利尿作用があるので、摂った水分が排出することもあるので、カフェインを含まない飲みものの方がいいです。

そして、便の滑りを良くしてくれるのが油です。中でも、主に植物性のオイルや魚の油などが、はたらきを助けてくれます。

水分をしっかり摂って…食物繊維もちゃんと摂って…それでもダメなら便秘薬を。