こんにちは。

心臓は全身に血液をめぐらせるために、血液に圧力をかけて送り出します。その血流によって動脈が内側から押される圧力のことを血圧…と言います。血圧は、心臓から送り出される血液の性質(粘度・量)や、血管内の流れやすさ(広さ・硬さ)などによって変わってきます。

血管を全部つなぎ合わせると、地球2周半にもなるそうです。そして、赤血球の直径よりも細い末梢血管が約90%も占めています。…ということは、血管の太さや硬さは血圧に大きな影響を与えることになります。

血圧には上(最高血圧)と下(最低血圧)とあります。

最高血圧は、心臓が収縮して送り出された血液により、動脈壁がもっとも押し広げられたときにかかる圧力のことで、収縮期血圧とも言います。一方、最低血圧は、心臓が拡張し、動脈壁が元に戻るときにかかる圧力のことで、拡張期血圧とも言います。上と下の血圧の差を「脈圧」と言い、差が大きい場合は動脈硬化が疑われます。

一般的には、上が140mmHg以上または下が90以上に保たれた状態が高血圧であるとされていて、60歳以上の日本人で約半数以上に認められているそうです。

高血圧は2つに分類されます。「本態性高血圧症」と「二次性高血圧症」です。

「本態性高血圧症」は、全体の約95%を占めている、原因不明の高血圧。家族性要因や環境要因が考えられます。「二次性高血圧症」は、血圧を上昇させる明らかな疾患が存在するものです。

高血圧の西洋医学的な薬物治療は、血管を広げることと、血流量を減らすこと。

血管を広げる医薬品に「カルシウム拮抗薬」「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬」「アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬」など、血流量を減らす医薬品に「利尿薬」「β遮断薬」などがあります。

「カルシウム拮抗薬」は全身の血管を広げ、」「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬」「ACE阻害薬」は血管収縮作用のあるホルモンのはたらきを抑えます。

「利尿薬」はナトリウムや水分の排泄を促し、血液量を減らします。「β遮断薬」は交感神経が心臓に伝わるのを妨げます。心臓にかかる負担を軽減して血圧を下げるのです。

中医学では、どうして高血圧になるのか…「動脈が硬いのか」「血管内が狭いのか」「血液がドロドロなのか」などを考えます。

そして、その原因…「ストレス」「飲食の不摂生」「運動不足・肥満」「家族歴」「加齢」なのか。

年齢とともに衰えてくる機能低下。30歳のときの機能を100としたときと比べてみます。

「全身水分量」をみると、50歳で8%ダウン、80歳で20%ダウンになり、細胞も血液も潤いを失てきているのが分かります。こうなると、血液は流れにくくなります。それに加え、「心拍出量」は50歳で12%ダウン、80歳で30%ダウンしています。

なので、「血液の流れを良くすること」「潤いをつけること」「心肺機能を高めること」が大事になってきます。

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「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」がおススメです。「冠元顆粒」は「血管内皮細胞を保護し、微小循環を良くするはたらき」「血栓を予防するはたらき」が報告されいています。もし血栓ができたら、冠元顆粒を服用することで血栓を溶解することも分かっています。

「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」「紅沙棘(ほんさーじ)」など、潤いをつけたり血管に弾力を与える、心肺機能を上げるものと一緒がいいと思います。