こんにちは。
2013年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が発表されましたね。この発表を聞くと、「いよいよ今年もあと少しだな…」と感じます。
今年の漢字は「輪」。2020年東京オリンピック決定が大きいでしょうが、台風や竜巻、集中豪雨などによる自然災害で支援の「輪」が広もあるようです。
日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」は、1年を振り返り世相を漢字一字で表現するもの。
もう19回目なんだそうです。振り返ってみると…
1回目(1995年)「震」…阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊に“震えた”年。
2回目(1996年)「食」…oー157食中毒事件や狂牛病の発生、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
3回目(1997年)「倒」…山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並み居る強豪を倒してワールドカップに初出場決定。
4回目(1998年)「毒」…和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。
5回目(1999年)「末」…世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。
6回目(2000年)「金」…シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた“金・金”首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
7回目(2001年)「戦」…米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭疽菌との戦い、世界的不況との戦いなど。
8回目(2002年)「帰」…北朝鮮に拉致された方の帰国、日本経済がバブル以前の水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど。「原点回帰」の年。
9回目(2003年)「虎」…阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙のマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠えたこと。「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。
10回目(2004年)「災」…台風、地震、豪雨、猛暑など相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子どもの殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、目を覆うような人災が多発。「災い転じて福となす」との思いも込めて。
11回目(2005年)「愛」…紀宮様のご成婚、「愛・地球博」の開催、各界で「アイちゃん」の愛称の女性が大活躍。残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発。「愛」の必要性と「愛」の欠乏を実感した年。
12回目(2006年)「命」…悠仁様のご誕生に日本中が祝福ムードに包まれた一方、いじめによる子どもの自殺、虐待、飲酒運転事故など、痛ましい事件が多発。ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年。
13回目(2007年)「偽」…身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々に「偽」が発覚して、何を信じたらいいのかわからなくなった年。
14回目(2008年)「変」…日米の政界に起こった変化や世界的な金融情勢の変動、食の安全性に対する意識の変化、物価の上昇による生活の変化、世界的規模の気候変異など様々な変化を感じた年。
15回目(2009年)「新」…さまざまな「新しいこと」に期待し、恐怖を感じ、希望を抱いた年。
16回目(2010年)「暑」…夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録して、熱中症にかかる人が続出。また、チリ鉱山事故で暑い地中から作業員全員が無事に生還。
17回目(2011年)「絆」…東日本大震災をはじめとした大規模災害により身近でかけがえのない人との絆をあらためて知る。なでしこジャパンの絆にも感動。
18回目(2012年)「金」…「金」に関する天文現象の当たり年。数多くの「金」字塔が打ち立てられた年。「金」をめぐる問題が表面化。
今年も12月12日の「漢字の日」に、清水寺の森清範貫主の揮毫によって発表されました。
揮毫された「今年の漢字」は、12月末まで清水寺の本堂で一般公開されるそうです。