こんにちは。

腎臓は背中側の腰のあたりに左右1つずつある臓器。血液中の老廃物や不要な水分、塩分をろ過して、尿を作って体外に排出する働きをしています。尿を排出することで体の水分量を調節したり、赤血球を作るホルモンや血圧を調整するホルモン、骨を強くするホルモンを分泌する働きがあります。

そんな腎臓には「尿をつくる」以外に、「血圧をコントロールする」「赤血球をつくる指令を送る」「骨の維持」「体の酸性・アルカリ性の調整」といった大切な働きがあります。

腎臓の機能を調べる検査があります。それは腎臓の血液ろ過の働きをしている「糸球体」に関するものです。

糸球体は髪の毛よりもずっと細かい毛細血管の塊で、ここに血流を流すことで、血液がろ過されます。

腎臓は血流が必要な臓器ですが、糸球体にどのくらいの血液が流れているかをみる数値が推算糸球体ろ過量(eGFR)です。この数値で老廃物を尿へ排泄する能力が分かります。

慢性腎臓病(CKD)は、このeGFRの低下、或いはタンパク質をはじめとした腎臓の障害が3ヶ月以上持続する場合と定義されています。近年、このCKDが重要視されるのは、この病態が単に腎不全の危険因子であるでなく、心臓や血管に対する重大なリスクに繋がることが分かってきたからです。

また、腎臓はブドウ糖やナトリウムを再吸収する際に酸素を消費します。腎臓が低酸素状態になると、腎臓の組織が硬くなる「線維化」が進行します。血液の流れを良くしておくことが腎臓を守るポイント。そして血流不全による酸化ストレスから血管を守ることが大切です。