こんにちは。

カゼを引いてのどが痛く、病院で抗生剤をもらっているお客様。「のどが痛く、切れて出血しているよう」ということで、前にもらった漢方薬が良かったから、その漢方薬が欲しいと買いに来られました。

その漢方薬は「涼解楽」で、熱っぽい、のどが赤く腫れて痛む、黄色い粘った痰や鼻汁が出る、口渇き、鼻が乾燥、冷たい水が飲みたい、尿の色が濃い…などの「熱タイプ」のカゼに用います。ゾクゾクと悪寒がする、首筋や肩がこる、薄い透明な鼻水や白い痰が出る…などの「寒タイプ」のカゼには用いません。(寒タイプは葛根湯など)

「涼解楽」は金銀花、牛蒡子、連翹、荊芥、甘草、淡豆鼓、桔梗、淡竹葉、薄荷の9種類の生薬から構成された処方で、何故かのどの痛みによく効きます。「のどの痛みに凄く効いた!」…これはお客様からよく言われます。

先日もコロナ陽性で病院の薬が出たけれど、「漢方がいいと思ったから買いに来た」というお客様も、通常ならのどの痛みが酷くなるパターンが、ピタッと止まったと喜ばれていました。

唾を飲むのも痛く、耳の方まで広がった…という人も「涼解楽」だけで症状が治まったりということもあります。

「カゼはいつものどからくる」という人は、是非常備しておいてほしい漢方薬です。5歳から飲めます。