こんにちは。
春になると、自然界では緑が芽吹きだし、動物は冬眠から目を覚まします。
同じように、ボクたちの体も冬の眠りから目覚め、新陳代謝が活発になるため、心や体に溜まった老廃物を外に出し、生まれ変わろうとする大掃除の季節でもあります。
肌荒れ、湿疹、ホルモンバランスの乱れなどを感じやすいのは、水面下に隠れていた不調が現れたためなのです。
また、「三寒四温」という不安定な気候のため、春は気持ちが不安定になりやすい季節。自律神経にも影響が出て、イライラしたり、落ち込んだり…と不調が出やすくなります。
それでなくても、春は卒業や入学、就職、異動など社会環境の変化も多いとき。更に世界ではウクライナとロシアの戦争が続き、国内では新型コロナで不安定な状況です。
この変動がストレスとなり、更には自律神経のバランスを崩す原因になります。
ダルい、やる気が出ない、眠い…といった症状が出るときは、ストレスによるダメージのサインかもしれません。これまでの生活を見直すことで、体と心を整える必要があります。
老廃物を出し切る
春のトラブルは、冬の間に隠れていた不調が現れたもの。ツボ押しやマッサージなどで老廃物を排出する働きを高めると、特に肌の調子が良くなるはずです。また、山菜や春野菜は冬に溜めた老廃物や余計な脂肪の排泄を促してくれるので、旬の食材を食事に取り入れてください。ただし、アクが強いので少量で十分です。
「気」を高める
春に不調を感じやすい人は、もともと体のエネルギーである「気」が不足しがちなタイプが多いようです。ビタミンB群は体の代謝を高め、春に疲れやすい「肝」の働きを高めてくれます。また、食材の栄養価を下げないために野菜は冬よりも大きめに切って調理時間は短めに。蒸す、焼く、茹でるなどの調理で体を温めます。調味は冬のときよりあっさり軽めで梅干し等の酸味は春の疲れに良いと言われてます。
ストレス対策
体のエネルギーである「気」は、人体の生命エネルギーのもとになるもの。ストレスは、この「気」の働きを妨げる最大の原因です。香のよいもの、エクササイズなどがストレス解消の手助けに。また、感情の乱れに気付いた時は、まず黙って「深呼吸」、また「はぁ~」と大きく「ため息」をつくのも有効です。
また、体調を整える手助けをしてくれる漢方薬や自然薬などもありますので、気になる方はご相談ください。