こんにちは。
山口県立美術館で開催されている「奇才 江戸絵画の冒険者たち」に行ってきました。
江戸時代の奇才柄師35人、全国より集結…というものです。その中には葛飾北斎、伊藤若冲、円山応挙など名前を知っている絵師もいれば、初めて知る絵師も。そういった初めての絵師の作品を観るのも醍醐味です。
近年、江戸時代の絵画に対する注目度が高まっているそうですが、その立役者が伊藤若冲や曾我蕭白…といった、思いもよらない「奇」なる発想で斬新な表現に挑んだ絵師たちなのだとか。それまで「主流」でなく「傍流」とみなされていた絵師たちの個性を「奇想」として評価する動きが活発になり、同時に、全国各地で魅力あふれる絵師たちが次々と見いだされ、現在の「江戸絵画ブーム」につながったのだそうです。
とにかく、面白そうなので今回も行ってきました。
今回もコロナ対策として、30分毎に定員60人制でパソコン・スマホから事前に予約しなければいけないルールに変更に。検温して建物に入り、アルコールで手指の消毒は一緒ですが、それ以外はいつも通りに見ることができました。
ボクは気に入った作品展の図録を毎回買うようにしているのですが、今回は図録を買って良かったと思いました。
というのも、コロナ対策かどうか分かりませんが、図録に載っている作品数に比べ、展示されてる作品数が明らかに少なかったからです。作品と作品の間隔を広くとって展示してあるせいで、絞ってあるのでしょう。前半と後半で入れ替えがあるのかもしれませんが…。
図録を見ることで全作品が確認できるのですが、ボクの感覚では、展示してあった作品は図録の半分くらいではないかと。それでも、厳選された作品の数々は見応えがありました。
今回は8月30日(日)まで開催されることを願います。早めに行かれたらいいかもしれません。