こんにちは。
7月に入り、最初のWeb 勉強会。
午前中に「中医皮膚病専門講座Web オープン講座」、午後からは「山口中医薬研究会定例会」があります。
Web勉強会のいいところは、本来ならば大都市に集まって聴くような内容のものも、薬局に居ながらにして聴ける…というところだと思います。特にボクのような地方の人間にとっては、時間とお金のハンデが無くなるのが有難いです。
ただし、Webだと伝わる熱量がリアルに比べて劣るような気がするのと、自分たちのモチベーションも劣るように感じます。コスト的にも安くなると思うので、これから増えていくのではないかと思われるWeb勉強会ですが、やはりコロナ収束後はリアルな講義も混ぜていただきたいです。
それとWeb勉強会を受けて感じることは、Webだと長時間パソコンの画面を見続けるため、目が疲れ、集中力も低下し、長時間の講義が辛くなってくる。それはボクだけではないと思います。
これからドンドン目のトラブルが増えてくるのは想像に難くないですが、とにかく自分で何とかするしかありません。そこで、目にいいとされる「サプリメント」をまとめてみました。
<ビルベリー>
主成分のアントシアニンには、目の中の網膜の色素を活性化する働きなどがあり、目の機能を高める効果があります。糖尿病性網膜症や眼精疲労の改善例が数多く報告されています。アントシアニン配合体は、特にビルベリーに多く含有されています。
<カシス>
ビルベリー同様、主成分のアントシアニンには、目の中の網膜の色素を活性化する働きなどがあり、目の機能を高める効果があります。糖尿病性網膜症や眼精疲労の改善例が数多く報告されています。
<アサイー>
赤道直下の強い紫外線と強烈な雨といった過酷な環境で育ったヤシ科の植物で、ブルーベリーのような果実ですが、その栄養素はブルーベリーの約18倍と、非常に高い栄養成分が含まれています。
<ルテイン>
ルテインは、目の網膜の黄斑部や水晶体に多く含まれる成分です。黄斑周辺部の視細胞を青色光(ブルーライト)から保護、色彩コントラストと疲れ目を軽減に。「晴明丹(せいめいたん)」の中に入っています。
<ゼアキサンチン>
ゼアキサンチンは、黄斑部の視細胞を青色光(ブルーライト)から保護、色彩コントラストと疲れ目を軽減。加齢黄斑変性症の予防にも。「晴明丹(せいめいたん)」の中に入っています。
<アスタキサンチン>
アスタキサンチンは、ピント調節機能改善、ぶどう膜・水晶体・硝子体を保護。、網膜血管血流改善、酸化ストレスに対する網膜細胞保護に。「晴明丹(せいめいたん)」の中に入っています。
<菊花>
漢方では菊花のことを「明目」と言い、昔から目の薬として目のトラブルの処方に使われています。例えば目の充血、疲れ目、かすみ目、視力減退に用いられる「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」も菊花が主薬となっています。
<枸杞子(くこし)>
最近話題のゴジベリー、美容やアンチエイジングの作用が注目されています。肝臓を保護する、体力をつける、めまい、かすみ目、視力減退、老眼の進行など目のトラブルを改善することが知られています。「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」も菊花とともに入っています。
<石決明(せっけつめい)>
石決明はアワビの貝殻エキスのこと。「コリン・コンキオリン」が主成分です。コリンは、血流を改善する働き、房水の排水を促す働き、眼圧を下げる働きなどがあります。コンキオリンには、水晶体や視神経、網膜のコラーゲンを補うなどの働きがあります。
<決明子(けつめいし)>
エビスグサの種子で、目の炎症を鎮め良く見えるようになることから「決明」という名が付きました。また、便通を良くすることも知られています。
<鯉胆(りたん)>
鯉胆は「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、人の健康維持には「鯉魚胆」という名も記載され、滋養強壮、眼精疲労に古くから利用されています。胆汁酸は自然の界面活性剤と言われ、特に鯉の胆汁酸はそのはたらきが強く、摂取すると腸の中で微粒子となり、一緒に摂ったビタミンなどの栄養素を拡散します。拡散した栄養素は速やかに各組織へ伝達されます。鯉の胆嚢は小さくて、1kgの成魚からわずか60mg程度しか取れない貴重なものです。
<八つ目ウナギ>
栄養的には、ウナギと同様、タンパク質、脂質、各種ビタミン、ミネラル類が豊富で、特にビタミンAの含有量は突出しています。期待される主な効果は、滋養強壮、疲労回復、夜盲症、ドライアイ、眼精疲労の改善です。
もちろん日頃からの養生も大切です。使用時間をなるべく減らす、目に近づけ過ぎない、30分使ったら5分休む、休憩中は遠くを見るように意識する、入浴時に目のマッサージ(蒸しタオルで目を温めても)、睡眠を十分にとり目の疲れを癒す、バランスのよい食生活を、ビタミン豊富な野菜は新鮮なものをタップリ摂る…など生活の上での養生を。