こんにちは。

髪は「血の余りもの」と言われており、加齢によって「血」が不足すると髪が細くなったり、抜け毛が目立つようになります。

睡眠不足やストレスも、肌や髪の健康には大敵です。

ストレスが髪に良くない理由は、ストレスによる緊張で頭皮が硬くなりやすいため。

特に目を見開く癖のある人、パソコン作業などで一点を凝視することの多い人は、おでこが緊張するので前頭部が硬くなりがちですし、目の周りの緊張、目の疲れも前頭部の頭皮を硬くするので要注意です。

そして、頭皮の健康状態も大切。皮脂や老廃物が毛穴に溜まっていては、健やかな髪も生えてきません。頭皮は常に清潔に保ち、洗髪のときは指の腹でマッサージして血行を良くしましょう。

マッサージするときは、頭の前後から同時に、また左右から同時に、頭頂に向かって頭皮を動かすことで頭全体が緩み、血行が促進されます。

ボクたちの体は日々新陳代謝を繰り返し、新しい細胞に生まれ変わっています。

生まれたての細胞は柔軟で、保水力も弾力もあります。それが筋肉のしなやかさ、肌や髪のハリと潤いにつながっているわけです。

そうした新鮮な細胞を生み出すためには、毎日の食事で十分な栄養を補給しましょう。

髪は「血の余りもの」…「血」の充実と良好な血行が欠かせません。

「血」を補う「補血薬」で有名な処方に「四物湯(しもつとう)」があります。

「当帰(とうき)」「芍薬(しゃくやく)」「川芎(せんきゅう)」「地黄(じおう)」の4つの生薬からなる処方で、穏やかで、飲みやすく、血を養い、月経を調節して「血の道」など「血」に関連する病気によく使用されています。また、時代の流れとともに「四物湯」は処方のベースとして、様々な漢方薬に発展していて、よりパワーアップしたのが「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」です。

毎日の生活習慣を見直し、十分な睡眠をとることも大切。肌の健康と髪の健康は一体で、血行を良くして体の内側から栄養を摂り、元気で丈夫な髪をつくりましょう。それでも難しい場合、中成薬(中国漢方)や自然薬の出番です。