こんにちは。
「2018年 中医皮膚病IP通信講座 第2山茶花グループミーティング」が、山口県で行われることになりました。
参加される先生は全国から来られるわけですが、大体このようなグループミーティングはアクセスのいい東京で行うことが通例なのですが、今回は山口県で…。しかも「山口ゆめ花博」と時期が重なっていたためか、山口市近辺のホテルが全くとれなくて、ちょっと離れた下関市での開催となりました。
会場は「海峡メッセ下関」、立派な会議室で講義を聴きます。
最初の講義は、中医師の楊 暁波(ようきょうは)先生による「中医美容コスメ~毛髪ケア~」。毛の構造、毛髪ケア・頭皮ケア、外用剤の使用法について一通り学びました。
2番目の講義は中医師の楊達(ようたつ)先生による「皮膚病診療における金元四大家の影響」。金元の時代は12~14世紀、金元四大家はこの時代に活躍した、劉完素(りゅうかんそ)、張従正(ちょうじゅせい)、李杲(りこう)、朱震享(しゅしんこう)の4人のこと。
この4人の先生の考え方が、現在ボクたちが行っている皮膚病相談に通じていて、その考え方をもって今の皮膚病に応用されていることがとても興味深かったです。
中医師の劉 桂平(りゅうけいへい)先生は「劉復興先生の症例から読み解く皮膚病治療の経験紹介」。劉復興先生のまとめた本の中から、銀屑病(乾癬)の症例と、中医学による「証」の分類と、処方の紹介などでした。劉復興先生の銀屑病(乾癬)の治療特色や養生についてのお話が聴けました。
お昼休憩を挟み、最後はまた楊達先生による「痒み(引っ掻きたいという欲求を引き起こす不快な皮膚感覚)」。
痒みの発生するメカニズムと分類、痒みの特性、痒みの中医学スタンダード弁証、アトピー難治性の痒みの対策、痒みと通絡・活血方法、痒みと重鎮安神、痒みと扶正祛邪、痒みと外用療法とスキンケアをお話しいただきました。
最後に集合写真を…。