こんにちは。

今日の午前中、山口赤十字病院において、「平成30年度大規模災害訓練」があり、見学させていただきました。

訓練の内容としては、大規模災害時おける

①本部立ち上げ、運用訓練
②被害情報確認訓練
③外来臨時対応エリア立ち上げ
④患者対応

今回想定の被害レベルは「レベル2」。当院被害あり、全職員での応援が必要で、在来患者のほか多数の傷病者が搬送されてくる可能性あり…というものです。

救急車で救急搬送されてくる。

それを正面玄関でトリアージを行います。

カテゴリー0(黒)は死亡又は救命不可能 ⇒ 搬送・治療しない
カテゴリー1(赤)は生命に関わる重篤な状態 ⇒ 最優先で搬送・治療
カテゴリー2(黄)は生命の危険が及んでいないが、治療が必要な状態 ⇒ 搬送・治療
カテゴリー3(緑)は軽傷またはそれ未満 ⇒ 搬送・治療の必要なし

そして、トリアージタグを付けられた患者さんは、カテゴリーごとに設けられた場所へ移動、適切な治療を受けられます。

ボクたちはそれぞれの場所を案内していただき、見学させていただきました。

薬剤師としては、まず状況確認、衛星電話を使いメーカーと医薬品の流通状況の確認などされていました。日赤では電気の供給が絶たれてしまうと、40時間は自家発電で電気をまかなうことも知りました。電気も必要最小限をカバーするだけになるため、電気系統がストップした場合、機械がストップしたりで対応がアナログになってしまいますが、その場合の対応を見せていただきました。

今年で9回目の「大規模災害訓練」だったそうですが、どんどん精度が上がってきているそうです。ボクたちも大規模災害が起こった場合、「何ができるのか」改めて考えさせられました。