こんにちは。

山口県立美術館で2018年9月7日~10月21日まで開催されている「明治工芸から現代アートへ 驚異の超絶技巧!」に行ってきました。

3年前に「超絶技巧!明治工芸の粋」がこの美術館で開催され、ボクは明治の職人さんの仕事にすっかり魅せられてしまいました。その「超絶」ぶりが大いに話題となりましたが、今回その第2弾…観に行かないわけにはいきません。

近年、明治工芸に対する注目度が飛躍的に高まっている中、かつて輸出品として海を渡った作品が次々と里帰りを果たしています。

前回と同様、今回も「七宝」「金工」「牙彫」「木彫」「漆工」「刺繍絵画」など幅広いジャンルから厳選された明治工芸の逸品が展示されています。

しかも、「明治工芸から現代アートへ」というタイトル通り、明治の「超絶技巧」を受け継ぎつつ新たな世界を築いている15人の現代作家による驚愕の現代アートも紹介する内容です。

明治の工人たちの超人的センスと技の数々、そして失われつつある「超絶技巧」が、脈々と引き継がれている姿、しっかり堪能してきました。

ほぼ99%写真NGですが、中には写真OKの作品が…。最近ではTwitter、Facebook、Instagram などのSNSで拡散してもらうため、「一部写真OK」の試みが山口県立美術館ではなされていると思いますが、非常にいいことではないかと思います。

高橋賢悟さん(現代)の「origin as a human」(金工)。

初代宮川香山(明治)の「猫ニ花細工花瓶」(陶磁)。

この作品は、2年前に「大本山増上寺」で行われた「宮川香山展」で観た記憶があります。

最初から分かっていましたが、展示された全ての作品が素晴らし過ぎる…。細かい手仕事…日本のお家芸なのかもしれませんが、日本人として誇りに思います。

そんな「超絶技巧」の数々、細かすぎて観ていると目がショボショボしてきます。

というわけで、早速「飲む目薬」として名高い「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」蝋皮丸をいただきます。

中身はこうなっています。

これを一口でパクっ…メンテナンス完了です。