こんにちは。

先日、岡山で行われた「日本生体免疫研究会 第3回全国大会~設立10周年記念大会」に出席してきました。

今回の記念講演は、すばるクリニック院長 伊丹仁朗先生、子どもの心と健康を守る会代表 国光美佳先生の、お2人によるものでした。

伊丹先生は、1981年より、心身医学的側面からガン・難病治療に取り組み、生きがい療法を開発。

1987年、7名のガン闘病者とともにモンブラン登山を実行された先生です。「心」が免疫に大きくかかわる…ということで、研究をされています。約30年前、モンブラン登山をされた7人のうち、、4人がご存命なのだとか。

今回は、生きがい療法のお話ではなく、進行ガンの根治を目指し、今の医療で対応可能な、先生の手を尽くした治療法についてのお話でした。

国光先生は、月刊誌「食品と暮らしの安全」にて、食事の見直しによる発達障害、ダウン症、うつ症状など改善例を掲載され、「ミネラル不足の実態と対処法」について講演活動、食生活相談、アートセラピーを通じて、心と体による子育て支援活動を行われています。

食の取り組みからみえてきたクスリの現状について、「発達障害と診断される子どもの増加」により、「子どもたち(発達障害、思春期うつなど)の向精神薬、抗精神病薬服用の増加と処方の低年齢化」が起こっていて「教育現場でのクスリの認識」の現状をお話しくださいました。

食事の大切さ、特にミネラルの重要性を指摘されていました。というのも、ミネラルは体内の重要な生理機能を司っていて、特にホルモンや神経伝達物質を作る酵素を活性化させるため、「脳の働きや精神面へも大きく影響」しているからです。

つまり、発達障害と診断される子どもの中には、食事から摂るミネラルの不足、脳の栄養不足によるもの…ということです。

そこで、売られているコンビニ弁当(幕の内)、高齢者用宅配弁当、冷凍食品、コンビニのお惣菜など分析してみたところ、基準値をすべてクリアしたものは無かったのだとか。現代の食事は栄養が足りていないようです。

実際に発達障害と診断され、向精神薬が処方されている子どもさんに、ミネラルの基準値をクリアする栄養タップリの食事を続けてもらうと、早い段階で変化が見られ、向精神薬も中止になったそうです。

食事の大切さを改めて考えさせられたお話でした。