こんにちは。
昔から日本の子どもたちは、欧米の子どもたちよりも知能指数が高い…と言われてきました。
その理由として指摘されているのは、日本人はDHAを多く含んだ魚🐟を多く食べているからだとか。でも、最近は肉🍖に押されて魚を食べるということが減ってきているようです。
ボクたちの脳細胞は約140億個あると言われています。この数は、乳児も成人もほとんど変わらないそうです。
ただし、それだけの脳細胞が備わっていても、細胞の1つ1つが成長し、情報をやり取りするための樹状突起やシナプスと呼ばれる触手が張り巡らされていないと役に立ちません。
乳児と成人の脳の差はそこにあるようですが、この触手が最も盛んに絡み合うのが3歳までなのだそうです。そして、10代後半でまでには、脳のネットワークの95%が完成する…と言われています。
なので、10歳までの生活環境や食生活が、脳の働きを大きく左右することになるわけです。
頭を良くする栄養素として、今やすっかり有名になったのが魚の油に含まれるDHAやEPA。
むかし流行った「おさかな天国」の歌詞にも、
サカナ サカナ サカナ
サカナを食べると
アタマ アタマ アタマ
アタマが良くなる
とあるように、魚に含まれるDHA、EPAには脳の活性化、集中力・思考力の向上作用が注目されています。特にDHAは脳神経細胞の触手に多く含まれていて、脳の発育や機能の維持に大きく関わっている…ということで、このDHAが不足すると、情報伝達が上手くいかなくなり、学習能力にも影響を及ぼすのだとか…。
その他、脳の活動エネルギーとなるブドウ糖、脳の働きを高めるグルタミン酸やビタミンB1、記憶力を高めるレシチンを含む大豆製品、亜鉛やセレンは有害物質から脳を守ります。
・DHA…マグロ、イワシ、サンマ、サバ
・ブドウ糖…ご飯、天然果汁、はちみつ
・グルタミン酸…高野豆腐、麩、ゆば、ゴマ
・ビタミンB1…豚肉、ウナギ、カレイ
・レシチン…大豆製品、卵黄、小魚
つまり、これらの栄養素…「健脳食」を多く含むものは、伝統的な日本の食材であり、和食は最も優れた「健脳食」だと言えます。