こんにちは。
今冬はインフルエンザが大流行しましたが、寒い(8℃以下)、乾燥状態(湿度50%以下)という気象条件下では、カゼやインフルエンザなどの感染症に罹りやすくなるので、うがい・手洗い・マスク…そして「板藍茶」「板藍のど飴」での予防が大切です。
「雨が近づくと古傷が痛む…」のように、日々の生活の中で、気象が健康に大きな影響を与えることを先人たちは知っていて、中医学でも「季節に合わせた養生」があります。
ボクたちの体は絶えず自然界の影響を受けています。
中医学では、ボクたち人間は大自然の中でつくられた生き物であり、大自然のリズムによってコントロールされ、相互に釣り合っている…と考えています。そのため、大自然のあらゆる変化が、大なり小なりボクたちの体に影響を与えているわけです。
寒さが厳しい時季では、ひび割れやしもやけなどの肌トラブル…皮膚が弱い人、水をよく使う人は注意が必要です。また、カゼやインフルエンザなどの感染症に罹りやすくなるので、うがい・手洗いをしっかりと…。さらに、血流が悪くなり、肩こりや腰痛にもなりやすく、急激な温度変化により動脈硬化や脳卒中が起こることも。狭心症の人も、寒い時季は特に用心する必要があります。
春から夏にかけて…暖かくなる時季…例年2月中旬から5月にかけ、スギやヒノキなどの花粉が飛散するので、晴れて風が強い日は特に気を付ける必要があります。また、紫外線も強くなるので、お肌だけでなく目への影響も心配です。5月になると熱中症も増えてくるようです。暑さに体が慣れていないところに急に気温が高くなり、屋外で作業をされる方は特に注意が必要です。
梅雨など湿気の多い時季、雨の日が続いたり、台風が近付いたりすると、関節炎やリウマチなどの方は痛みが増すといいます。最近では冬場に起こるノロウイルスが注目されていますが、最も発生件数の多いのは、この時季に起こるカンピロバクターなどの食中毒です。
一年を元気に過ごすため、ボクたちが受ける自然界の影響を知ることが大切です。