こんにちは。
先日、お客様の「自転車、頑張ってらっしゃるんですね…」という言葉から話が弾んだことがキッカケで、長距離走ってみようかな…という気持ちが強くなりました。
長距離…といっても、ウチから行ける範囲は限られています。その中で、一度は挑戦したかったけれど、二の足を踏んでいた「萩」へ行くことに…。ボクが走る中でも一番の長距離となります。
ウチから「萩」までのルートは幾つかあります。通常車で行く場合、ウチの前の道を上がっていく…つまり真上に上がっていくルートを選択します。これだと「萩」まで約1時間、ですが急な坂道が急なのに加え道幅も狭いため体力的な問題に加え、安全面を考慮してこのルートは外しました。
結局採用したのが「吉敷」から「美祢」を抜けて「萩」に入るルート…。少し距離が増えますが、こちらの方が問題をクリアしていると思います。
このルートを採用したのには、実際にこのルートを通って「萩」に行った人の意見も参考にしています。その話では「朝早く山口を出発し、日が暮れてから戻ってきた…」ということです。最近、朝明るくなるのが6時過ぎで、夕方5時頃から暗くなり始めます。つまり、朝6時には出発し、夕方6時前には山口に戻って来ないといけません…。
これからもっと寒くなり、先に延ばすほど行かなくなると思ったので、「思ったが吉日」…意を決して行くことにしました。
朝6時頃に出発の予定でしたが、寝坊して7時半スタートとなりました。急いで出発したため、朝ご飯はミカン3個です…。
この日は晴天に恵まれ、走っていて気持ちがいいです。でも、スタートしてから1時間くらい経ちましたが全然気温は上がりません。むしろ、ジンワリかいた汗が冷やされ、途中で寒さに耐えきれずウインドブレーカーを着ることに…。
スタートから10km地点、最初で最大の難関である「鳳翩山(ほうべんざん)トンネル」までの上り坂…。ゆるやかなように見えますが、意外にキツい上りでジワジワと効いてきます。いきなり苦しい展開に…。
とにかく根性で登り切り、標高298mにある「鳳翩山トンネル」を抜けました。トンネルを抜けると「美祢市」に入ります。トンネルから先はひたすら下り、それまでの苦労が報われた感じですが、帰りのことを考えると複雑です。
この道は車で何度も通った道…。運転中、ボクが勝手に目印にしている「佐々並(ささなみ)」の風景です。
その先にある、これまた目印の「パーキングエリアの街路樹」。葉っぱ🍁が色付いています。
街路樹の先を右折し「萩」に向かいます。その先にある川沿いを走ると、最も印象的な「斜めに傾く大きな松」。車では通過するしかありませんが、折角なので近くまで行ってみることにしました。斜めに伸びて倒れない…松の力強さを感じます。
さらに道なりに進んでいくと、道の駅「みとう」が見えてきました。ここは山口市から22㎞、萩市から33kmの地点…。つまり、ボクが走る今回のルートは、その合計の55km…ということになります。そしてボクは5分の2までやって来ました。
車が走る道路の方が明らかに走りやすいのですが、なるべく安全な自転車道を走ります。この時期ならではでしょうか…所々で栗🌰が行く手を邪魔します。
走っていると、道の駅もありますが史跡もあります。
ここは「大田・絵堂の戦い」の激戦地跡…。「大田・絵堂の戦い」は長州藩の内乱であり、高杉晋作・伊藤博文・山県有朋たちのクーデター。近代国家の夜明けを告げる維新分け目の戦いで、この戦いで諸隊が敗北していたら、明治維新の姿は大きく変わっていたと言われています。
史跡を後にし、残り30km…ひたすら「萩」に向かって進みます。なだらかな上り下りの道で、比較的走りやすい道でした。
萩市街の関所のような場所に位置する…道の駅「萩往還」に到着したのは10時半過ぎ。目指す萩市街は目と鼻の先、山口を出発して3時間ちょっとでココまで来ました。