こんにちは。

ボクのプランでは、道の駅「萩往還」で小休憩をとった後、すぐに萩市街に向かうこととしていました。

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ですが、もう少し待って11時になれば「県蘭牛ダイニング 玄」さんが開店します。ここでしか食べられない、幻の牛・見島牛100%のハンバーグ「極~きわみ~」が、この日は限定16食…。開店前に並ぶ人も少なく、確実に食べられそうなので、「この機を逃すまい…」と予定を変更し並ぶことにしました。

朝食のミカン3個でここまで来ましたので、お腹も空いていましたし、頑張ったご褒美です…。

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見島牛は山口県萩市沖から北西約45kmの見島に生息する牛…。離島であるがゆえ、西洋種との交配を免れたことから和種としての原型と純血を保ち、昭和3年、「国の天然記念物」に指定されました。

そんな「国の天然記念物」であるため、年に数頭しか出回らない見島牛…。そして全国で唯一、見島牛を販売しているのが山口県萩市にある「みどりや」さん。その直営施設の1つが「県蘭牛ダイニング 玄」さん…というわけです。

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そんな貴重な見島牛100%のハンバーグをボクは迷わず注文しました。次いつ食べられるか分かりませんので…。

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肉汁タップリのハンバーグ…バルサミコのソース(左)とポン酢のソース(右)でいただくのですが、どちらも甲乙つけ難く美味しかったです。エネルギー充電、これで帰りも頑張れそうです。

貴重な見島牛のハンバーグを堪能し、お会計する頃には席が全部埋まっていました。

道の駅「萩往還」も「萩」ですし、見島牛をいただいたのでこれで帰ってもいいのですが、やはりゴールは「菊が浜」と決めていたので、道の駅を後にし「菊が浜」を目指しました。

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「菊が浜」に到着したのがちょうど12時。スタートしてから4時間半後のこと、自力でここまでやって来れるとは…感動もひとしおです。

ゆっくりしたいのは山々ですが、今は夕方5時くらいに日が暮れます。暗くなる前には戻りたいので、そんなにゆっくりはできません…。

行きに4時間、帰りはスタミナの消耗も考え5時間をみていましたので、12時半には帰路につく必要があります。「体を休める時間」「海を眺める時間」が30分しかなく、名残惜しいですが、帰りは時間との戦いなので、そうも言っていられません。

帰りは来た道を戻ります。案の定、道の駅「萩往還」までの上り坂は結構応えました。

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ここは萩市と美祢市の境の辺り。終わりの見えない上り坂に、たまらず休憩を入れました。ちょっとの休憩でも不思議と足が回復し、また走り続けることができます。

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そんな休憩を何回か挟み、最後の休憩ポイントである道の駅「みとう」に到着。ここまで来れば、山口まで残り22kmです。道の駅「みとう」の先には、「鳳翩山(ほうべんざん)トンネル」までの長い上り坂が待っています…。

最後の難関に向け意を決し上り坂を上がって行くと、同じく上り坂を上る5~6人の自転車集団を発見しました。

家族のようでしたが、乗っている自転車がマウンテンバイク(MTB)、クロスバイク…とロードバイクではありません。マウンテンバイク(MTB)は、一般的に重量がロードバイクの2倍近くあります。舗装していない道を走るのには適してますが、舗装した道でなおかつ上り坂ではその重量が不利になります。やはり皆さん苦しそうでした…。

ボクはその集団を一気に抜き去りましたが、それも上り始めて200m地点…「鳳翩山トンネル」は遥か先にあるので、この苦しみはしばらく続くと思われます。皆さん無事にたどり着けるでしょうか…。

 

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そんなボクも何回か休憩し、何とか「鳳翩山トンネル」までたどり着きました。「鳳翩山トンネル」を抜けると山口市の標識が…。この先まだ10km以上ありますが、それでも「帰ってきたんだ…」とホッとします。ここから先は下り坂…気持ちもラクです。

夕方5時に着く予定でしたが、家に着いたのは夕方4時…。「菊が浜」を出発してから3時間半…予定よりもかなり早く着きました。

家を出たのが朝7時半で戻って来たのが夕方4時、走行距離110km以上を行って帰って8時間半の自転車の旅…。車でもなかなか8時間半運転しないのに、自転車で8時間半なんて…よく頑張ったと思います。

今回で痛感したのが「防寒対策」の重要性。これまでは「暑さ」と「日差し」が敵でしたが、これからは「寒さ」が敵になります。終始ウィンドブレーカーを着用していましたが、本当に持って行って良かったです。