こんにちは。

先日、若手薬剤師(YY会)の勉強会と懇親会がありました。

「脳血管障害」について「基礎の確認」と「使用薬剤を知る」を中心にしたお話でした。

寝たきりの原因の約40%を占めている「脳血管疾患」。むかしは血管が破れることが多かったようですが、降圧剤の普及で破れることが減り、血管が詰まる「脳梗塞」の方が目立つようになったそうです。

動脈硬化などで脳の血管が狭くなったり、心臓などから血栓が流れて脳の血管が詰まる「脳梗塞」は、前触れとして「ふらついて歩けない」「ろれつが回らない」「とっさに言葉が出ない」「箸や歯ブラシを突然落とす」「ものが二重に見える」「片方の手足がしびれる」…などの症状があらわれるそうです。5~10分程度で治まる症状ですが、この経験をした人の3~4割の人に、その後大きな症状を発症していることもあり、見過ごすことのできないものといえます。

「脳梗塞」の治療は時間との勝負、急性期の緊急事態で使用される薬に、アクチバシン、グルドパなどの血栓溶解薬(t-PA)があり、「血流の再開、改善」が目的となります。一方で慢性期には「再発の防止」が目的となり、ワーファリンなどの抗血栓療法が中心となります。

今回はNOAC(ノアック)という、ワルファリンの代わりとなる新しい経口抗凝固薬の特徴について教えていただきました。

しっかり勉強した後は、お待ちかねの懇親会です。懇親会は会場を移しますが、今回は「KITCHEN・LOTUS(キッチン・ロータス )」さんでありました。

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懇親会から参加される先生も…。