こんにちは。
11月22日(日)と23日(祝)、「高円寺塾OB会」に参加するため、東京に行って来ました。
「高円寺OB会」は今年で21年目ですが、実際、今の塾生が29期生….。OB会の発足は少し後からなので、来年塾が30年の節目を迎えることとなります。
今年は上野の不忍池にある「パークサイドホテル」であったのですが、参加人数は約50人…。節目であった昨年と比べると少ない参加人数となりました。
今年の29期生は男性4人、女性4人の計8人で、半分が薬局の跡継ぎで、半分が外部からの参加だそうです…。お話を聞くと、毎日充実した日々を送っているようです。
ボク自身は17期生なので、今から12年前に塾生としてココで勉強をしました。ボクの「中医学の原点」です。ボク自身は薬局を継ぐ前に、勤めていたドラッグストアを辞めて入塾しました。
ドラッグストアに勤めていた当時、漢方薬は「何で効いているのかが分からない…」「科学的ではない…」という理由から、漢方薬を軽く見ていました。
そして、今もそうかもしれませんが、「この病気(症状)にはこの漢方…」というところがあります。症状が「カゼ」…とある漢方薬がいくつもあるのに、選択を間違えれば全く効かないどころか、かえって悪化することも考えられます…。
しかし、この塾で中医学を学び「何で効くのか…」の理由が分かってきて、「病院にかかっても良くならない人が漢方薬で良くなった…」という事実を目にするようになって、漢方薬の考え方が180度変わりました。
「科学的で目に見えることしか信じない」西洋医学と違い、中医学は「感覚や想像力」が大切で、哲学のような中医理論をもとにしているので、なかなか受け入れにくいものかもしれません。
しかし、この理論をもとに漢方薬を選択するとよく効くことも事実です。
ボクたちが、中医学というものを広く知っていただく努力を、もっと頑張らなければ…という気持ちになります。
「志を同じくした」先輩や後輩と1年に1度集うこの「高円寺塾OB会」に参加すると、そんな意識が強くなります。
今年は、この塾の立ち上げからずっと引っ張って来られた「猪越恭也(いこし・やすなり)」先生が、この29期生の講義を最後に講師を退かれる…と発表されました。30年の節目まで…と思いますが、御年80歳なので仕方がないことかもしれません…。
先生への恩返しが出来るように、これからボクたちが頑張らなければ…と思いました。