こんにちは。
先日、美術館から2回目のお知らせが届きました。県立美術館メンバーズクラブに入っているので…。内容は、これから山口県立美術館と山口県立萩美術館・浦上記念館で行われる展示の案内についてです。
山口県立美術館で10月30日~11月30日の1ヶ月間、「雪舟と雲谷派」と題した展示が行われる…ということで、早速行ってきました。
なんと、11月1日~7日までを「雪舟ウィーク」ということで観覧料が無料でした。タダで雪舟が観れる…こんなラッキーなことはありません。
山口は、日本を代表する室町時代の画僧・雪舟と、その画風を受け継ぐ雲谷派(うんこくは)のゆかりの地。江戸時代、雲谷派は、狩野派に次ぐ日本最大の流派で、主に西日本一帯で活動していたそうです。
雪舟は、中国に渡って水墨画を学んだ後、大内文化が栄える山口に拠点を移し、日本の水墨画に新風を起こし、後世の画家たちに多大な影響を与えました。
ウチの近くに、雪舟の居とした「雲谷庵」があります。そういえば子供の頃、「ウンコクアン」という響きが気になる時期もありました。それは置いておいて、この「雲谷庵」で代表的な作品を多く描いたとされています。
そんなこともあり、雪舟の作品は山口に多く残っていて、有名な作品には山口県立美術館蔵…というものが多いです。
入ってすぐに雪舟の描く「山水図屏風」の大パノラマの作品を映し出したスクリーンがお出迎え(本物は防府市にある毛利博物館にあります)。その他、雲谷派の「山水画」や「花鳥画」「人物画」などテーマごとに選ばれた約50点のが紹介され、雪舟と雲谷派の歴史を身近に感じられるようになっていました。
また、ボクが行ったときには「クイズで知る山口県立美術館!」というイベントがありました。山口県立美術館のことをもっと知ってもらおう…という企画で、山口県立美術館にまつわるクイズが5問…館内のヒントを頼りに答えていくものです。クイズに答えると、1日先着300名に「山口県立美術館オリジナル絵葉書」がプレゼントされます。
このクイズを通して、ボクも色々なことを知りました。山口県立美術館には約3500点のコレクションがあり、その中で一番多いジャンルは「写真」なんだそうです。また、山口県立美術館の中庭「県美の森」には6点の作品があり、出て観てもいいことが分りました。出入り口は、カフェの近くにあります。
中庭を回って作品を近くで観てみました。こんなのがあったとは…新しい発見です。このクイズは11月1日~3日の限定ですが、「県美の森」はいつでも鑑賞できると思います。
最後に答え合わせををし正解だったので、雪舟の絵葉書をいただいて帰りました。3日まではクイズがあり、7日までは無料で観覧することができます。「芸術の秋」ですし…是非行ってみて下さい。