こんにちは。

新緑の季節で、新芽もドンドン出て来ています。花も色とりどりでキレイですね。

そんな新緑の季節に、ウチでは毎年この時期に合わせ「ヨモギ採り」が恒例となっています。

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新芽の柔らかいところだけを摘むのですが、いつも行く場所は脇道にたくさん自生しているので、すぐに持って行くスーパーのビニール袋がいっぱいになります。今年も1時間で、合わせると45リットルのゴミ袋いっぱいのヨモギが採れました。

親指と人差し指をつかい、上の方の新芽のところだけを摘むのですが、指がヨモギの汁で緑色になります。時間が経つと茶色くなり、洗ってもすぐには取れません。

摘んだヨモギは、その日のうちに湯がき、色を定着させた状態で陰干しします。陰干しでないと色が抜けてしまうんだそうです。

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ウチの場合は、ウチのネコのフクちゃんやあまちゃんの入って来れないようにして部屋の中に干すことにしています。

十分に乾燥させたヨモギは、お茶としていただいたり、パンの中に入れて焼いたりしています。

一般には、3月3日の雛祭りに食べる「草餅」の緑色も、香りのいいヨモギの新芽です。香りがよくて美味しいですよね。

漢方ではヨモギを「艾葉(がいよう)」と呼び、他の生薬とともに煎じて「止血」「腹痛」「月経不順」などに用いたりします。

また、葉の裏にある綿毛は、お灸に使う「モグサ」の原料でもあります。

本当に、草むらをのぞくとヨモギが大体どこにでも生えてますよ。