こんにちは。

山口県立美術館で開催されている「庵野秀明展」に行ってきました。

コロナの第7波で感染者数が拡大している中での開催というのと、混雑が予想されるのもあり、セブン-イレブン店頭(チケットぴあ)で日時指定券を購入してから行くという、ボクには少々ハードルの高い方法でした。

総監督を務めた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が興行収入100億円を超える大ヒットとなった庵野秀明さん。庵野さんの出身地である宇部市が聖地となるなど、盛り上がりを見せています

「庵野秀明展」では、アニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事まで網羅し、創作活動の秘密に迫っています。

入口には仮面ライダーの衣装を着た庵野さんのパネルがお出迎え。こういった特撮ものが昔から好きだっただなーと感じます。

館内は、「過去」庵野秀明の原点と彼がリスペクトするもの、「現在」アマチュア時代から現在に至るまでの軌跡をたどる、「未来」未来へ継承するためのアーカイブ…と構成されています。入ってすぐの「過去」のブース。

ウルトラマンと一緒に写真を撮りました。映像ものはNGですが、基本写真OKでした。

全体を通して、人気があった場所はやはり「エヴァンゲリオン」。実はボクは「エヴァンゲリオン」をちゃんと観たことがありませんでした。「庵野秀明展」の字体が、「エヴァンゲリオン」のタイトルの字体だというのが分かったのもそこで気が付いたくらいです。少し温度差はあったけど、これを機にDVDを借りて観ようかなと思いました。

ボクが一番面白いと感じたのは、庵野さんが学生時代に自主制作したウルトラマン。「帰ってきたウルトラマン」の映像も流れていました。約40年前の、しかも自主制作したものとは思えない、クオリティの高い作品だし、演出も斬新でした。改めて、凄い才能だと感じました。

「過去」「現在」「未来」。

庵野秀明をつくったもの。庵野秀明がつくったもの。そして、これからつくるもの。

原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像づくりに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで多彩な制作資料を余すところなく展示する展覧会でした。

作品を観終えたところに庵野さん直筆のメッセージが。

山口県立美術館を出たところでは「獺祭」の社長からの立派な「胡蝶蘭」が。

全体的にボクら世代の人が多かったですが、どの世代でも刺さる部分はあるのではないかと思います。内容の濃い、充実した展覧会でした。