こんにちは。

ウチの薬局の店頭は色々な植物を植えていますが、特に元気がいいのは「ポーチュラカ」。

町内で配られたものなのです。

通常、町内で同じものを植えるのですが、今回は「サルビア」「ペチュニア」「ポーチュラカ」の中から選べたことから、ウチは「ポーチュラカ」をお願いしていました。周りを見ると「サルビア」「ペチュニア」を選択されている人が多いようで、「ポーチュラカ」をあまり人気がないようです。

確かに、配られたときの「ポーチュラカ」は花も咲いていなくて、雑草みたいで地味でした。

それが、プランターに植え替えてしばらくすると、あれよあれよとプランターを覆いつくす程にまで生長。凄い繁殖力です。

青々した緑に、花🌸も沢山咲くので景気がいい。凄く元気がもらえます。それも、ずっと咲いているわけではなく、ウチの薬局の開店~閉店の時間にだけ花が咲きます。

7時半頃。ポツポツと咲き始めます。ここでは5分咲きでしょうか。

開店時間の9時頃。このとき花が完全に開き、お花畑のようになります。

16時半。花は完全に萎んでいたので、ウチの閉店時間よりも2時間以上早く閉店です。日当たりに左右されるようなので、天気がいい日はもう少し長く咲いてくれるかもしれません。

そんな「ポーチュラカ」。和名が「ハナスベリヒユ」と言うそうです。

「…スベリヒユ」。

畑地の雑草に、黄色のごく小さな花をつける「スベリヒユ」がありますが、葉や茎の姿がよく似ていることから、「ポーチュラカ」の祖先とされています。そんな「スベリヒユ」が勝手に生えてきて、そのままで育てています。「スベリヒユ」は栄養価が高いので食べることができますし、漢方薬としても用いられます。

「スベリヒユ」は別名「五行草」。葉が青、茎は赤、花は黄、実は黒、根は白で、中国の五行論にちなんで「五行草」と名付けられました。

「五行草」は腸内細菌のバランスを整えて整腸効果があるので、乾燥して煎じてのめば、腹痛、下痢、湿疹、皮膚炎、おでき、ニキビ、いぼなどに効きます。また、湿疹や虫さされにはエキスで湿布するなど外用として使います。