こんにちは。

山口県立美術館で開催されている「小村雪岱スタイル 江戸の枠から東京モダンへ」に行ってきました。8月29日(日)まであまり日にちもなかったので、慌てて行った感じです。

ボクはメンバーズ会員なのですが、定期的に届く特別展示のパンフレットで作者のことを知る感じ。まずはパンフレットの表紙で面白そうかどうかを判断します。今回の小村雪岱は一目で面白そうだったので、是非見ておきたいと思ったわけです。

小村雪岱(1887-1940)は、大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、「画家」と呼ぶには収まりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、人々を魅了した人。

装幀や挿絵、舞台装置画、そして貴重な肉筆画や版画など、江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した作品で、消えゆく古の常趣と、今なおモダンな要素を兼ね備えています。これを「雪岱スタイル」と呼んでいるのですが、オシャレでボクの好きな感じの作品です。

これらの作品のほとんどが「清水三年坂美術館蔵」でした。6年前に山口県立美術館で開催された「超絶技巧!明治工芸の粋」も「清水三年坂美術館蔵」 で、その影響から実際に 「清水三年坂美術館 」へ行ったこともあります。明治、大正、昭和と数々の名品が揃っている印象です。

この特別展示も「清水三年坂美術館」がプロデュースしているようで、小村雪岱の作品以外にも、超絶技巧の工芸品の数々も少しばかり展示されていました。

山口県立美術館がウチの近くで有難いです。