こんにちは。

21日(日)、本来であれば「ツール・ド・しものせき2020」に参加する予定でしたがコロナの影響で中止になってしまいました。

このところWeb勉強会が日曜日毎に入っていて、しばらく休日にどこへも出かけられていなかったので、この日は萩に行きました。

その目的は、山口県立萩美術館・浦上記念会で開催されていて、この日が最終日の「小原古邨と明治の花鳥画」を観るためです。コロナの影響で開催が延期となり、当初よりも1ヶ月遅れの5月26日(火)からとなりました。

日曜日の度にWeb勉強会が入っていて、ようやく最終日に行けることになったわけです。今月は予定も含めて6回のWeb勉強会、勉強会が多いのは有難いことなのですが…。

四季を彩る草花や樹木を愛らしい小鳥や小動物、身近な昆虫などを取り合わせて描く絵画を「花鳥画」と言いますが、小原古邨(1877―1945)は、明治時代後半から「花鳥画」の版画を数多く手がけたそうですが、当初からその作品は欧米で高く評価され、国内では古邨の作品を目にする機会がそんなに多くはなかったんだとか。近年ようやく再評価が行われ、注目を集めている作家です。

日本人らしい繊細な感受性によって、身近な自然を情緒豊かに表現する古邨の「花鳥画」。文明開化によって衰退の一途をたどる木版画の活路を欧米へと開き、伝統的な技術を大正期に始まる新木版画に伝えた木版画化として、古邨の存在は意義深いものなのだとか。

あまり木版画で「花鳥画」をなかなか観ることがなかったですし、実際、リアルな日本画のようで面白かったです。

山口県立萩美術館・浦上記念会も「コロナ対策」がしっかりとされていました。館内で検温の後に問診表に記入、チケットを購入の流れとなるのですが、山口県立美術館と違いガチガチではなかったのでスムーズでした。(人の数も違うような気がしますが…)

今回も「小原古邨と明治の花鳥画」の図録を買うことにしたのですが、実はその場で受け取ることはできませんでした。7月に届いて、購入者宅へ発送…という流れのようです。

これも「コロナ対策」なのだと思います。つまり予約注文。「来場者数」と「購入者数」が読めないので、図録のロスが多く出る可能性があるわけです。これから美術館の図録も、このような販売方法につながるのではないでしょうか。

今回の浮世絵の展示室では川瀬巴水(1883―1957))の作品が展示してありました。川瀬巴水はボクの好きな作家なので、何か得した気分になりました。

山口県立萩美術館・浦上記念会を後にし、今度は長門へ。

今年3月にオープンした星野リゾート「界 長門」を見に行き、ちょっと雰囲気だけでも味うのと、併設された「あけぼのカフェ」でお茶をしようと思ったからです。

どこに停めていいのか分からなかったので、新しくできた「長門湯本温泉」有料駐車場に停めました。

駐車場から「音信川(おとずれがわ)」に出るための階段にアクセスでき、この階段を下りきったところには、立ち寄り湯の「恩湯(おんとう)」が。

そこから川沿いを上流の方に歩いていくと、目当ての星野リゾート「界 長門」があります。どら焼きは売り切れていたので、飲み物だけ。抹茶ラテを購入しました。

抹茶ラテを飲みながら、川べりを歩きながら、その空間をゆっくりと楽しみました。それにしても、星野リゾートが出来たことによって、話題になり、整備され、街がいい循環になっていけばいいと思います。

今度は「恩湯」に入りに来ようかな…。