こんにちは。
カゼの引き始めはカゼ薬を服用する…。
それも正解ですが、やはり早めに眠るのが大切です。ボクたちは睡眠中に免疫力が高まり、病気を治そうとする自然治癒力が働きます。健康を維持する最も簡単な近道は、良質な睡眠をとること。睡眠は薬と同じくらい大切なわけです。
疲労回復、免疫力アップ、新陳代謝の促進など、睡眠には実に沢山の役割があります。食べないことよりも、眠らないことの方が体へのダメージは大きいと言われているほどです。
1日活動して疲れた脳と体を休息させるために、眠りは必要不可欠、よく眠ることによって大脳は休息すると同時にその機能を調整して、翌日朝から再び正常な指令を全身に送ることができるわけです。逆に睡眠が不足すると、大脳は疲労を回復できず、イライラしたり、正常な判断ができなくなったり、集中力が欠けたりします。
睡眠中は体温が下がります。このとき、血液の温度も下がるのですが、この少し「冷たい」血液が脳の中を流れることによって「頭が冷やされる」ことになり、脳の疲労回復につながる…と言います。
さらに大切なことが、ボクたちは眠っている間に傷ついた細胞を再生・修復する新陳代謝が促進する成長ホルモンの分泌は、特に夜の22時から2時にかけて活発に行われます。なので、同じ6時間睡眠でも、22時から4時まで眠るのと、2時から8時まで眠るのとでは「睡眠の質」が違ってきます。成長ホルモンが不足すると、体内に老廃物が溜まり、血管が詰まったり肌や頭皮の生まれ変わりが滞ってしまいます。
昔の人は「暗くなったら眠り、朝太陽の光とともに起きる」という生活を繰り返してきました。そうした自然のリズムがボクたちにとって、実は無理のない生活なのかもしれません。
仕事や家族のスケジュールなどで、なかなか「22時就寝」というのは難しいかもしれません。ですが「22時から2時」の時間帯を、可能な限り睡眠時間に充てることを目標に、毎日の生活習慣を見直してみてはいかがでしょう?
残った家事や仕事は、思い切って翌朝に回す。これを機に朝方に切り替えてみるのも1つの手です。それに、朝の方が効率があがるそうですよ。
朝は太陽の光にあたり、軽く運動するなどして体を目覚めさせるようにしましょう。昼間活動し、夜は眠るという自然のリズムを体の中に取り入れることから始めてみます。
そして、夕方以降のカフェインは控えた方が良いかと…。アルコールも適量を守るように。飲み過ぎはかえって眠りの質を悪くし、眠りを浅くしてしまいます。
眠りにつく時間を決めて、目覚まし時計の設定を毎日少しずつずらしてみましょう。どの時間帯が最もスッキリ目覚めることができるか…自分なりの快眠リズムをつかむことができるかもしれません。自然のリズムに耳を傾けて下さい。
規則正しい生活を送ることが基本ですが、それでも難しい場合、中成薬(中国漢方)や自然薬の出番です。ご相談ください。