こんにちは。
先日、山口サビエル記念聖堂で、「パイプオルガンメディテーション」と題したパイプオルガンの演奏会がありました。
この、演奏会は月に1度あるそうで、今回で267回を数えるそうです。
ボクは、初めて演奏を聴きました。サビエル記念聖堂内であるんですが、この建物に入るのも2回目だと思います。
今回の演目は、フランスシターの白井朝香さんとパイプオルガンの寺岡恵美さんの演奏です。
最初にパイプオルガンの演奏が始まったのですが、パイプオルガンの位置がボクたちが座っている席の後ろにあるので、背中越しに聴こえました。でも、聖堂の中の反響で、音に包み込まれている感じでした。
その後に、白井朝香さんによる、フランスシターの演奏が始まりました。フランスシターは、フランスの宗教楽器。「祈りの楽器」とも言われます。机のような板に120本あまりの弦が張ってあり、右手で旋律、左手で和音を指で弾いて演奏する素朴な楽器だそうです。はじめて聴く音色でした。
小さい楽器なのに、すごく大きな音が出ます。反響しているからなのかもしれませんが、癒しの音を奏でます。「光のシャワー」を浴びているような、そんな感動がありました。
パイプオルガンの響きも素敵でした。特に、C・ドビュッシーの「月の光」は、ピアノとは違う音の広がりで、印象がガラッと違いましたが、これもすごく良かったです。
コンサートは1時間ほどで終わりましたが、ちょうど終わった頃には、外はすっかり真っ暗でした。そして、「月の光」とピッタリのきれいな満月でした。