こんにちは。
毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。
2017年11月の記事になります。
「子宮力」「卵巣力」「妊娠力」アップ
妊娠しやすい体をつくるために
周期療法として月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と大きく四つの周期に分けることができますが、今回は月経期の大切さについて考えてみます。
月経期は、次の妊娠の為のスタートラインです。子宮内膜の瘀濁がスムーズに排泄されなければなりませんが、スムーズに排泄されないことが多々あり、それがBBT(基礎体温)の異変として表れます。
①月経期のBBTの上下変動が激しくガタガタ
ストレスが強く血流が滞った状態です。子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などの病気の存在が考えられます。
■対策として
ストレスをやわらげ子宮内膜に存在する瘀濁の排泄を高める漢方薬と血液の流れを改善をする漢方薬をおすすめしています。
②月経期のBBTが段階式に下降する
出血量が少なく、生理痛、腰痛、下痢をしやすく、少食で胃弱タイプです。黄体機能萎縮不全、子宮収縮無力症、腺筋症などが考えられます。
■対策として
胃腸を元気にさせながら、体力を充実させ子宮の収縮力を高めて血液の流れをスムーズにする漢方薬をおすすめします。
③体温が高いまま生理がくる
体温が下降する前に出血がはじまるのは、(ホルモン療法をした後)瘀濁が溜まり血液の流れも邪魔されている状態です。
■対策として
気血を充実させ瘀濁の排泄を高め、血流を改善する漢方薬をおすすめします。
月経期のBBTが正常でなければ、卵子機能低下・卵の劣化となり妊娠力低下につながります。問題点をきちんと把握して、早目の対策をとり、妊娠力を高めることに努めましょう。
その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。
それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ