こんにちは。
「温泉の美肌効果は人間だけでなく、動物にもある」という実験結果がニュースになりました。
山口大学共同獣医学部の木村透教授のチームがまとめたものですが、その実験とは「カピバラ」だそうです。
「カピバラ」は熱帯地域に生息しているので、寒さと乾燥に弱く、冬になると人間同様、肌のトラブルを抱えるそうです。
実験で使ったのは、山口市の湯田温泉♨️のお湯…。約800年前に白狐🦊がこの地でキズを癒した…という伝説から「白狐の湯」とも呼ばれています。
かつては、高杉晋作や坂本龍馬らも湯浴みした県内でも有数の温泉地です。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効能があるため、昔から多くの人々に親しまれ、そして愛されてきました。
アルカリ性単純温泉で、トロッとしたお湯は「美肌の湯」としても知られています。アルカリ性の湯はクレンジング効果があり、石けんのようなお湯は余分な皮脂分を落とのだそうです。
湯田温泉のpHは9.14でアルカリ性(8.5以上)、強アルカリ性(10以上)になると、油分が取られ過ぎて肌がカサカサになるそうです。
秋吉台サファリランド🦁の「カピバラ」6頭を3週間借り、屋外で入浴させたそうです。(もともとサファリランドでは温水に毎冬つかっているそうです)
結果、「皮膚を黒くするメラニン色素が減って美肌になってきた」「サーモグラフィーで測ると保温効果も非常にいい」「皮膚の水分量が大幅アップ」などの効果が確認されたそうです。
肌に汚れが溜っていくと酸性に傾いてくるのだそうですが、pHも上昇し、皮脂が溶けて肌がスベスベになる美肌効果が確認されたそうです。
ちなみに、酸性のお湯はピーリング効果があり、殺菌力があるお湯で、中性のお湯はお肌に優しいお湯…とのこと。
その中で、一般的に「美人の湯」と呼ばれるのがアルカリ性のお湯で、湯田温泉に限らず、山口県はこの「美人の湯」に遭遇できる確率が日本一なんだそうです。
ですから、山口県に来て温泉に浸かれば、そこはきっと「美人の湯」だと思います。