こんにちは。
30代…お肌の滑らかさ、ツヤに磨きをかけたい方、40代…しっとり感を実感したい方、シワが気になる方に教えてあげたい、美容に良い生薬があります。
沙棘オイル(さーじ)
沙棘はグミ科の植物で、中国では内モンゴル、チベット、四川などの砂利地域や川辺に分布しています。沙棘オイルに含まれるパルミトオレイン酸は血管を若返らせ、末梢血管の血流を改善します。体の隅々に潤いを与え、肌を若々しくし、角質層表面の皮脂膜を強化します。炎症の発現を抑制する働きもあります。
哈士蟆油(はしまゆ)
哈士蟆油は、中国満州族の故郷である長白山麓の原生林に生息する中国林蛙の輸卵管を基原とします。哈士蟆油は、油脂類をほとんど含まず特殊なムコ多糖類を主成分としていて、水を加えると約60倍に膨潤し、半透明のゼリー状になります。角質層下のセラミド、ヒアルロン酸などの保湿効果を高めます。清朝宮廷に献上されていたアンチエイジングの最高級薬膳素材として知られ、今でも高級中華デザートの素材としてフルーツカクテルなどに使われます。
珍珠(ちんじゅ)
珍珠…とは、真珠のこと。宝石として知られる真珠は、古代中国では天然のものしかなく、非常に希少なものでした。高貴な食材として古くから珍重され、「飲めば若さを保つことができる…」と言われ、清朝の西太后は真珠の微粉末を服用していたそうです。今でも美容分野で注目の素材として知られています。
銀耳(ぎんじ)
銀耳は、白キクラゲとして知られるキノコ。楊貴妃が美容のために用いられたと言われ、宮廷料理のデザートとして供されていました。近年の研究から、「美容分野」や「健康分野」での機能が高いことが判明し、高級化粧品やサプリメントに使用され注目されています。
西洋人参(せいようにんじん)
西洋人参は、北米大陸原産のオタネニンジン(薬用人参)の近縁種で、体の余分な熱を冷ましながら気力や潤いを補う機能を持っています。長期の使用による弊害の心配がなく、中国ではオタネニンジンよりも珍重される人参です。近年の研究で、滋養強壮作用だけでなく、肌のトーンを明るくするなど美容でも注目される素材です。