こんにちは。

加速するコンピュータ社会は、目と脳の集中的酷使をもたらし、「VDT症候群」という新しい社会病を生み出しています。VDT(ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナル=コンピュータ端末)を長時間見つめ続けると、目や体に多様な変調が出現してくる…ということです。

目の疲れ、かすみ、眼痛、視力低下、慢性結膜炎、ドライアイ、頭痛、頭重、吐き気、不安感…など、いずれも本人が気が付かないうちに目から始まって全身症状が静かに深く進行していきます。

中医学では「久視傷血(きゅうししょうけつ)」といって、同じものを長く見続けると「血(けつ)」を消耗する…と言われています。「血」は潤い…水分なので、これが目の乾燥につながると考えます。

「久視」は長く見続けることであり、凝視することになります。ミスのできないコンピュータ作業では、テレビ観るようにラクな作業ではありませんし、至近距離から光源を見るので、この「久視傷血」になり、「VDT症候群」に陥るとも言われています。

「傷血」…失った水分は何らかの方法で補ってあげないといけません。目の薬…というと点眼薬が中心ですが、漢方薬には「飲む目薬」と言われている「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」があります。

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「杞菊地黄丸」は「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」に目の機能を向上させる「枸杞子(くこし)」と「菊花(きくか)」が加わったものです。「枸杞子」の中の成分…「ゼアキサンチン」は、黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)や白内障の予防に…とお医者さんが推奨している成分です。

「飲む目薬」である「杞菊地黄丸」は、このコンピュータ社会で生きていかなければならないボクたちにとって、自衛のための強い味方であると思います。