こんにちは。

全国的に30℃を超えるなど、暑い日が続きます。まだカラッとしている気候ですが、これがジメッとしてくると菌の繁殖しやすい環境となります。

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特に、水虫の原因菌である「白癬菌(はくせんきん)」は、角質層に入った場合、高温多湿(気温18℃以上、湿度80%以上)という環境になったときに増殖を始める…と言われています。

ただ、白癬菌に触れただけだと感染するわけではなく、皮膚の外側の角質層に寄生するまでに2~3日かかると言われています。ですから、足を清潔に保つことが大切だ…ということです。

日本人の4人に1人、60歳以上では実に2人に1人が水虫と言われています。水虫はインフルエンザのようにすぐに広まっていくわけではありませんが、家庭や寮、公衆浴場、スポーツクラブなど、人が集まる場所でジワジワと感染を広げていきます。

そして、今や水虫は男性だけの病気ではないということ。男女比では、3分の2が男性、3分の1が女性です。女性はハイヒールやブーツ、ストッキングなどを1日中履き続けることが多く、女性の水虫の大きな原因…と言われています。ハイヒールやブーツ、ストッキングなどの通気性の悪い環境は、水虫にとって絶好の繁殖場所です。

つまり水虫になる可能性は誰にでもある…ということです。

治療としては水虫薬を使いますが、薬を使用して1ヶ月もすると症状がなくなる場合が多いようです。でも、これは白癬菌の活動が抑えられたにすぎず、症状が見えなくなっただけ…。角質層の中の白癬菌は死滅していませんので、いつでも再発する場合があります。

ボクたちの皮膚は一定のサイクルで生まれ変わりますが、足の角質層は厚いので、入れ替わるのに最低でも3ヶ月は必要…だと言われています。だから、3ヶ月薬を塗る方がいいようです。

中にはしつこい白癬菌もいるので、3ヶ月経ってやめてしまうと、再発する場合も…。専門の先生によると、完治させるためには半年から1年間続けることを薦めているようです。そして再発予防には、足を清潔にし、血行・通気性をよくすることも大切です。